特許
J-GLOBAL ID:200903038909172317

振動試験装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高崎 芳紘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-323193
公開番号(公開出願番号):特開2000-146747
出願日: 1998年11月13日
公開日(公表日): 2000年05月26日
要約:
【要約】【課題】 計算機による数値計算と加振機による加振試験を組み合わせる振動試験を実時間で実施する場合の、加振機の応答遅れに起因し供試体の剛性と質量とにより決まる試験装置の適用範囲を拡大する。【解決手段】 加振機応答遅れの補償方法として、振動応答計算11により得た変位、速度、加速度を用い、ローパスフィルタ13、16を含む演算処理により、加振機応答遅れ時間相当だけ先の変位を予測し、加振機指令値とする。
請求項(抜粋):
供試体を加振する加振機と、入力される変位指令信号にしたがって前記加振機に駆動信号を出力する制御手段と、前記加振機により供試体に載荷される荷重を計測する荷重センサーと、このセンサー出力を少なくとも1つの境界条件として取り込み、前記供試体と連接されて振動する構造体の数値モデルを解析し、前記センサー出力取り込み時点より予め定められた制御周期が経過した制御時点に前記加振機が出力すべき目標位置、目標速度及び目標加速度を算出する応答計算手段と、前記加振機の応答遅れを補償するために定められた予測時間が経過したときの前記目標速度による変位変化量を算出する第1演算手段と、この手段の出力にフィルタリング処理を行う第1ローパスフィルタと、前記予測時間経過後の前記目標加速度による変位変化量を算出する第2演算手段と、この手段の出力にフィルタリング処理を行う第2ローパスフィルタと、前記目標位置と前記第1ローパスフィルタの出力と前記第2ローパスフィルタの出力を加算して前記制御手段への変位指令信号を生成する加算手段と、を備えたことを特徴とする振動試験装置。

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