特許
J-GLOBAL ID:200903038917476031

誘電体フィルタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 穣平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-118498
公開番号(公開出願番号):特開平5-291803
出願日: 1992年04月13日
公開日(公表日): 1993年11月05日
要約:
【要約】【目的】 所望の周波数に減衰極を設定でき、且つ小型化及び低コスト化が可能な誘電体フィルタを提供する。【構成】 誘電体結合ブロック14には誘電体共振器1,1’の内導体6,6’と導電性ピン12,12’で接続されている結合用電極16,16’が上面に一列に配列され形成されており、結合ブロック14には結合用電極16,16’とそれぞれ結合するための入力用電極18及び出力用電極18’が形成されており、入力用電極18の少なくとも一部及び出力用電極18’の少なくとも一部は結合ブロック14の下面に形成されており、これら入出力用電極18,18’はそれぞれ隣接する結合用電極16,16’とは異なる他の結合用電極及び/または他の入出力用電極とも結合していて、これにより周波数特性において減衰極を発生させている。
請求項(抜粋):
誘電体ブロックに貫通孔を形成し、該貫通孔の内面に導体膜を形成して内導体とし、前記誘電体ブロックの内導体と交わらない外面に導体膜を形成して外導体とし、前記貫通孔が開口せる前記誘電体ブロックの2つの外面のうちの一方に導体膜を形成して前記内導体と前記外導体とを短絡させてなる同軸型誘電体共振器を複数個並列に配置するか、または、誘電体ブロックに複数の平行な貫通孔を形成し、各貫通孔の内面に導体膜を形成して内導体とし、前記誘電体ブロックの内導体と交わらない外面に導体膜を形成して外導体とし、前記貫通孔が開口せる前記誘電体ブロックの2つの外面のうちの一方に導体膜を形成して前記内導体と前記外導体とを短絡させてなる一体化された複数の同軸型誘電体共振器を構成する、ことにより形成されている誘電体フィルタであって、前記貫通孔が開口せる前記誘電体ブロックの2つの外面のうちの他方に隣接して誘電体結合ブロックが配置されており、該結合ブロックには前記各貫通孔に形成された内導体と接続されている結合用電極が少なくとも1つの面に一列に配列され形成されており、前記結合ブロックには前記結合用電極の両端のものとそれぞれ結合するための入力用電極及び出力用電極が形成されており、該入力用電極の少なくとも一部及び前記出力用電極の少なくとも一部は前記結合ブロックの結合用電極配列方向に関し両端の面と前記1つの面とを除く面に形成されており、これら入出力用電極はそれぞれ隣接する両端の結合用電極とは異なる他の結合用電極及び/または他の入出力用電極とも結合していて、これにより周波数特性において減衰極を発生させていることを特徴とする、誘電体フィルタ。

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