特許
J-GLOBAL ID:200903038937624070

磁気抵抗スピン・バルブ・センサおよびこのセンサを使用した磁気記録システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 合田 潔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-206311
公開番号(公開出願番号):特開平7-169026
出願日: 1994年08月31日
公開日(公表日): 1995年07月04日
要約:
【要約】【目的】 自由強磁性体層の静磁気結合が最小となるよう改良された固定強磁性体層を有するスピン・バルブ磁気抵抗(MR)センサ、及びそのセンサを用いた磁気記録システムを提供すること。【構成】 本発明のスピン・バルブMRセンサは、固定強磁性体層として、従来単一層に代え、反強磁性的(AF)結合膜によって分離された少なくとも2つの強磁性体膜を有する多重積層を用いる。これらの膜を形成する材料の組合せに応じて、AF結合膜の厚さを適切に選択することにより、強磁性体膜はAF結合される。また、2つの強磁性体膜をほぼ同じ厚さにすることによって、2つの磁気モーメントは相互に反平行に整列するので、互いに打ち消し合う。その結果、自由強磁性体層に悪影響を及ぼす双極子磁界は存在しなくなり、よってセンサの感度が向上し、磁気記録システムにおける高い記録密度が達成される。
請求項(抜粋):
非磁性体スペーサ層によって互いに分離された第1の強磁性体層および第2の強磁性体層を備え、印加磁界がゼロの時に、前記第1の強磁性体層の磁化方向が前記第2の強磁性体層の磁化方向に対してある角度を成し、前記第2の強磁性体層が、相互に反強磁性的に結合された第1および第2の強磁性体膜、ならびにこの2つの強磁性体膜を分離する反強磁性的に結合する膜を含み、さらに第2の強磁性体層中の一方の強磁性体膜の磁化を所望の方向に維持する手段を備えることを特徴とする、磁気抵抗センサ。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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