特許
J-GLOBAL ID:200903038964831508
有形物体の積層製造方法およびシステム
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
永井 冬紀
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-520692
公開番号(公開出願番号):特表2009-543716
出願日: 2007年06月01日
公開日(公表日): 2009年12月10日
要約:
有形物体(5)の積層製造方法であって、
液体(3)を収容する液体容器(2)を用意し、
構築形体(6;206;306)を用意し、
それぞれ下記工程を備える方法サイクルを繰り返し実行し、該各方法サイクルは、
-少なくとも、前記液体層(10)が前記構築形体に隣接しているときに、前記有形物体(5)の、所定形状の固体層(14;114;214;314)を得るように、前記液体(3)の層(10)の所定部分を固化し、
-前記固体層を前記構築形体から分離し、かつ
-前記分離された固体層および前記構築形体を相互に移動して、前記分離された固体層(14;214;314)と前記構築形体(6;206;306)の間に流入した液体を含む順次の液体層の所定の領域を同様に固化する次の方法サイクルのための位置に配置し、前記固体層に付着された順次の液体層を得るようにし、
前記方法サイクルの少なくとも一つのサイクルについて、前記固化と前記分離が行われ、前記層(14;214;314)の一定部分の固化が、前記層の一定部分の分離と同時に起きるように、行われることを特徴とする方法。
請求項1に記載の方法であって、
前記構築形体は、液体接触面を有する可撓性膜膜(8;108)を備え、
前記固化および分離の同時実行は、前記液体接触面が前記液体容器(2)内の前記液体(3)と接触され、かつ前記可撓性膜の屈曲が、前記可撓性膜(8;108)の前記液体接触面の時間依存変動接触部分が前記液体層(10)の前記一定部分を固化するための前記液体層(10)と接触され、一方、前記可撓性膜(8;108)の前記液体接触面の時間依存変動する他の部分が前記層(10)の前記他のすでに固化された部分から分離されているように行われることを特徴とする方法。
請求項2に記載の方法であって、
前記構築形体(6)は案内手段(81;85;87)を備え、
前記案内手段は、前記可撓性膜(8;108)の、前記液体接触面とは反対側の面と圧接されて前記可撓性膜の前記液体接触面の前記時間依存変動接触部分を画成するようにしたことを特徴とする方法。
請求項3に記載の方法であって、
前記圧接は前記可撓性膜(8)の前記反対側の面に沿って前記案内手段(81)を摺動することにより実現されることを特徴とする方法。
請求項3に記載の方法であって、
前記圧接は前記可撓性膜(108)の前記反対側の面に沿って前記案内手段(85;87)を転動することにより実現されることを特徴とする方法。
請求項5に記載の方法であって、前記案内手段(85)の転動は少なくとも、前記可撓性膜(108)が少なくとも2つのローラ(85)の周りの閉じたループを転動することにより実現されることを特徴とする方法。
請求項5に記載の方法であって、
前記案内手段(87)の前記転動は少なくとも、前記可撓性膜(108)が巻き取りおよび巻き戻し機構(88)により巻き取りおよび巻き戻しされることにより実現されることを特徴とする方法。
請求項1に記載の方法であって、
前記固化および分離の同時実行は、相対的回転移動が構築形体(206;306)と構築中の前記物体(5)との間に行われる相対的回転運動により実現されることを特徴とする方法。
有形物体(5)の積層製造システムであって、
液体(3)を収容する液体容器(2)と、
前記液体容器内の前記液体と接触される構築形体(6;206;306)と、
前記構築形体に隣接する前記液体(3)の層(10)の所定領域を固化する固化手段(9)であって、前記有形物体(5)の所定の形状を有する固体層(14;214;314)を得る固化手段と、
前記構築形体から前記固体層を分離する分離手段(8,80,81;108,85;108,87;275;375)と、
前記分離された固体層および前記構築形体を相互に所定の位置まで移動し、前記分離された固体層(14;214;314)と前記構築形体(6;206;306)の間に流入した液体を含む液体層の所定の領域を同様に固化し、前記固体層に付着した新たな固体層を順次得るようにする移動手段(21)とを備え、
前記システムは、前記層(14;214;314)の一定の部分の固化が、前記層の他のすでに固化された部分の分離と同時に起きるように、前記固化および前記分離を行うように構成されていることを特徴とするシステム。
請求項9に記載のシステムであって、
前記構築形体は、前記液体容器(2)内の前記液体(3)と接触される液体接触面を有する可撓性膜(8;108)を備え、
前記構築形体(6)は、動作中に可撓性膜を屈曲させるように構成され、この屈曲は、前記可撓性膜(8;108)の前記液体接触面の時間依存変動部分が前記液体層(10)と接触して前記層(10)の一定の部分を固化させ、一方、前記可撓性膜(8;108)の前記液体接触面の他の時間依存性変動部分が前記層(10)の他のすでに固化された部分から分離されているように行われることを特徴とするシステム。
請求項10に記載のシステムであって、
前記構築形体(6)は案内手段(81;85;87)を備え、
前記案内手段は、前記液体接触面とは反対側の前記可撓性膜(8;108)の前記面と圧接されて前記可撓性膜の前記液体接触面の前記時間依存変動接触部分を画成するようにしたことを特徴とするシステム。
請求項11に記載のシステムであって、
前記案内手段は、前記圧接が前記可撓性膜(8)の前記反対側の面に沿って前記案内手段(85)を摺動することにより実現されるように構成されていることを特徴とする
請求項11に記載のシステムであって、
前記案内手段は、前記圧接が前記可撓性膜(108)の前記反対側の面に沿って前記案内手段(85;87)を転動することにより実現されるように構成されていることを特徴とするシステム。
請求項13に記載のシステムであって、
前記案内手段(85)の転動は少なくとも、前記可撓性膜(108)が少なくとも2つのローラ(85)の周りの閉じたループを転動可能であることにより実現されることを特徴とするシステム。
請求項13に記載のシステムであって、
前記案内手段(87)の前記転動が少なくとも、前記可撓性膜(108)に対する巻き取りおよび巻き戻し機構(88)により実現されることを特徴とするシステム。
請求項(抜粋):
有形物体(5)の積層製造方法であって、
液体(3)を収容する液体容器(2)を用意し、
構築形体(6;206;306)を用意し、
それぞれ下記工程を備える方法サイクルを繰り返し実行し、該各方法サイクルは、
-少なくとも、前記液体層(10)が前記構築形体に隣接しているときに、前記有形物体(5)の、所定形状の固体層(14;114;214;314)を得るように、前記液体(3)の層(10)の所定部分を固化し、
-前記固体層を前記構築形体から分離し、かつ
-前記分離された固体層および前記構築形体を相互に移動して、前記分離された固体層(14;214;314)と前記構築形体(6;206;306)の間に流入した液体を含む順次の液体層の所定の領域を同様に固化する次の方法サイクルのための位置に配置し、前記固体層に付着された順次の液体層を得るようにし、
前記方法サイクルの少なくとも一つのサイクルについて、前記固化と前記分離が行われ、前記層(14;214;314)の一定部分の固化が、前記層の一定部分の分離と同時に起きるように、行われることを特徴とする方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (7件):
4F213AC05
, 4F213WA25
, 4F213WB01
, 4F213WL12
, 4F213WL35
, 4F213WL73
, 4F213WL95
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