特許
J-GLOBAL ID:200903039015580150

垂直に配向されたコレステリック液晶ディスプレイのための観察角向上

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 深見 久郎 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-511188
公開番号(公開出願番号):特表平10-506479
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】高いコントラスト比と観察角に対して主として不変のグレースケール透過とをもたらす垂直に配向されたコレステリック液晶ディスプレイシステム(500)が開示される。この発明のディスプレイは、光補償器と、ディスプレイのグレースケール安定性を向上させる新規なセル設計とからなる。ディスプレイの補償器は負のCプレート(510)と1つまたは2つの対の交差したAプレート(550)とを含む。Aプレートはディスプレイの偏光子透過軸に沿って配向される。この補償器配列を用いて達成可能な観察角は交差した偏光子だけで達成可能であるよりも広い。ディスプレイの液晶セル設計は相対的に小さい相厚さを有する2つのチルトドメインを組み入れる。液晶のキラルドーパント濃度は0.2から0.32のセルギャップ対ピッチ比を与えるように調節される。ディスプレイの偏光子(505、555)は45°および135°に配向されるが、平均液晶ディレクタは90°に配向される。各ピクセル電極(525、540)は、活性ピクセル領域内で横電界を生じる水平ストライプを含む。横電界は液品を反対方向、ほぼ90°および270°に配向させる2つのチルトドメインに分けさせる。結果として生じるグレースケール応答はピクセルによって再現可能であり、観察角度で相対的に均一であり、これは異なったチルトドメインからの応答が全体のピクセルにかけて平均化されるためである。横電界はまた、電界が最初にセルにかけて適用されたときに存在する不安定性を除去し、それによって、ディスプレイのターンオン遅延時間を減少させる。
請求項(抜粋):
液晶ディスプレイのための液晶セルであって、前記液晶セルは、 (a) 複数個の層表面によって規定される液晶層を含み、 (1) 前記液晶層は(A)負の誘電体異方性と、(B)約1.5未満のK33/K11弾性定数比と、(C)約300ナノメータから約500ナノメータの間の相遅延とを有し、 (2) 前記液晶層は複数個の液晶分子を含み、前記層表面に隣接する前記液晶分子は垂直配向的に配向され、 (3) 前記液晶層はほぼ0.2からほぼ0.35の間のセルギャップ対ピッチ比を達成するのに十分な濃度のキラルドーパントをさらに含み、 (4) 前記液晶分子は複数個のチルトドメインにおいて組織化され、前記液晶セルはさらに、 (b) 液晶層の第1の主表面に近い第1の電極と、 (c) 液晶層の第2の主表面に近い第2の電極とを含み、第1および第2の電極は、電極が電位のソースに接続されるときに液晶層にかけて電界を適用するようにされ、 (d) 前記第1の電極および前記第2の電極のいずれかまたは両方が前記電界に1つ以上の横成分を生じる複数個の隔たりを含み、前記1つ以上の横成分の各々が前記チルトドメインの少なくとも1つに対してアジマス方向を規定する、液晶セル。
IPC (4件):
G02F 1/136 500 ,  C09K 19/02 ,  G02F 1/13 500 ,  G02F 1/1337
FI (4件):
G02F 1/136 500 ,  C09K 19/02 ,  G02F 1/13 500 ,  G02F 1/1337
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-192220
  • 特開平3-209440
  • TN液晶表示素子
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-344606   出願人:スタンレー電気株式会社

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