特許
J-GLOBAL ID:200903039046002694

場所打ちコンクリート杭の補強構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡本 重文 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-249358
公開番号(公開出願番号):特開平7-102556
出願日: 1993年10月05日
公開日(公表日): 1995年04月18日
要約:
【要約】【目的】 土質の急変部の応力集中に対処でき、材料費、掘削費を削減しうる場所打ちコンクリート杭の補強構造を提供する。【構成】 構造物1の基礎と支持地盤面2との間の軟質土層2a中に硬質土層2bが介在する場合、同硬質を貫通して構築される場所打ちコンクリート杭の補強構造において、前記硬質土層と軟質土層の少なくとも境界近傍に、一般部分より拡径された補強部を設け同補強部にケーシング兼用捨型枠よりなる型枠用薄鋼板3と杭の鉄筋篭より構成された外板付き鉄筋篭をセットし、同薄鋼板はヒンジ金物4、ピン5を介して開閉可能に連結し、薄鋼板3と鉄筋篭との間にばね式スペーサー11を介装して、ピン5を取外すことにより薄鋼板を削孔部の内壁に圧着してコンクリート13を打設する。
請求項(抜粋):
構造物の基礎と支持地盤面との間の軟質土層中に硬質土層が介在する場合、同硬質土層を貫通して構築される場所打ちコンクリート杭の補強構造において、前記硬質土層と軟質土層の少なくとも境界近傍に一般部分よりも拡径された補強部が設けられ、同補強部における拡径削孔部にはケーシングを兼用する可撓性材料の捨型枠よりなる型枠用外板と補強鉄筋篭とより構成された外板付き鉄筋篭がセットされ、同外板は着脱自在なヒンジ部を介して拡開閉縮可能に連結されるとともに、前記外板付き鉄筋篭における外板と鉄筋篭との間に、常時は同外板を閉縮状態に保持する弾性スペーサが介装されてなり、前記外板のヒンジ部におけるピンが取り外され、前記外板が弾性的に拡径されて前記削孔部内壁面に圧着された状態で前記外板内に杭躯体コンクリートが打設されてなることを特徴とする場所打ちコンクリート杭の補強構造。

前のページに戻る