特許
J-GLOBAL ID:200903039068704145

使用済窒化物燃料のリサイクル方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須山 佐一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-219559
公開番号(公開出願番号):特開平11-064576
出願日: 1997年08月14日
公開日(公表日): 1999年03月05日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 カドミウム中に回収したプルトニウムを窒化物に転換するとともに使用済溶融塩からウランやプルトニウムを回収することができ、ボンドナトリウムの機能も保証できる使用済窒化物燃料のリサイクル方法を提供する。【解決手段】 小片にした使用済窒化物燃料を陽極電解してウランおよびプルトニウムを含む超ウラン元素の窒化物を溶融塩中に溶解する工程と、陰極電位を制御して溶融塩中のウランのみを固体陰極に析出させるとともにプルトニウムを含む超ウラン元素を濃縮する工程と、液体カドミウム陰極を電解槽中に設置し、電位を制御してプルトニウムを含む超ウラン元素をウランとともに液体カドミウム陰極に析出させる工程とを含む方法において、析出したウランまたはプルトニウムを含む超ウラン元素を制御された流量の窒素ガスと反応させて直接顆粒状モノ窒化物に転換し窒化物燃料を得る。
請求項(抜粋):
小片にした使用済窒化物燃料を固体陰極を有する溶融塩電解槽中で陽極電解してウランおよびプルトニウムを含む超ウラン元素の窒化物を溶融塩中に溶解する工程と、前記溶融塩電解槽中の陰極電位を制御して前記溶融塩中のウランのみを前記固体陰極に析出させるとともに前記プルトニウムを含む超ウラン元素を所定の濃度になるまで濃縮する工程と、前記固体陰極に代えて液体カドミウム陰極を前記電解槽中に設置し前記液体カドミウム陰極の電位を制御して前記溶融塩中のプルトニウムを含む超ウラン元素をウランとともに前記液体カドミウム陰極に析出させる工程とを含む方法において、前記固体陰極または液体カドミウム陰極に析出したウランまたはプルトニウムを含む超ウラン元素を制御された流量の窒素ガスと反応させて直接顆粒状モノ窒化物に転換し窒化物燃料を得ることを特徴とする使用済窒化物燃料のリサイクル方法。

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