特許
J-GLOBAL ID:200903039089408937

自動変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 光石 俊郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-284352
公開番号(公開出願番号):特開平6-137419
出願日: 1992年10月22日
公開日(公表日): 1994年05月17日
要約:
【要約】【目的】 車両の運転状態に応じて最適な変速段を自動的に選択し得ると共に駆動輪のスリップの急増に伴うアップシフト操作を未然に防止した自動変速機の変速制御装置を提供する。【構成】 入力軸端が機関の出力軸に直結状態となった複数組の遊星歯車機構を構成する回転要素に組み付けられる複数の摩擦係合要素と、車両の運転状態に基づきこれら摩擦係合要素に対する選択的な圧油の給排を制御して所定の変速段を自動的に達成し得る電子制御ユニットと、出力軸回転速度センサからの検出信号に基づいて現在の変速機出力軸の回転加速度を算出する加速度演算手段と、各変速段における運転者の加速要求に対応した変速機出力軸の最大回転加速度を求める最大加速度演算手段と、最大加速度演算手段にて求められた最大回転加速度と加速度演算手段によって算出された回転加速度とを比較する加速度比較手段を具え、この加速度比較手段による比較結果に基づいて電子制御ユニットがアップシフトの禁止或いはアップシフトの禁止解除を行うものである。
請求項(抜粋):
入力軸端が機関の出力軸に直結状態となった複数組の遊星歯車機構と、これら遊星歯車機構を構成する回転要素に組み付けられ且つ圧油の給排操作に伴って係合状態がそれぞれ切り換えられる複数の摩擦係合要素と、運転者の加速要求を検出する加速要求検出手段と、変速機出力軸の回転速度を検出する出力軸回転速度センサと、これら出力軸回転速度センサ及び加速要求検出手段からの検出信号に基づき前記摩擦係合要素に対する選択的な圧油の給排を制御して所定の変速段を自動的に達成し得る電子制御ユニットと、前記出力軸回転速度センサからの検出信号に基づいて現在の前記変速機出力軸の回転加速度を算出する加速度演算手段と、各変速段における前記加速要求検出手段により検出された加速要求に対応する前記変速機出力軸の最大回転加速度を求める最大加速度演算手段と、この最大加速度演算手段にて求められた最大回転加速度と前記加速度演算手段によって算出された前記変速機出力軸の回転加速度とを比較する加速度比較手段とを具え、前記電子制御ユニットは前記加速度比較手段が現在の前記変速機出力軸の回転加速度の方が前記最大回転加速度よりも大きいと判断した場合にアップシフトを禁止するものであることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/18 ,  F16H 59:18 ,  F16H 59:40

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