特許
J-GLOBAL ID:200903039118849255

燃料電池装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 丈夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-021338
公開番号(公開出願番号):特開平8-195212
出願日: 1995年01月13日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】【目的】 燃料電池装置の運転開始直後の出力不足を解消する。【構成】 燃料電池装置11の酸化ガス供給マニホールド14aと燃料ガス供給マニホールド13aと酸化ガス排出マニホールド14bと燃料ガス排出マニホールド13bとのうちの少なくとも一つ、例えば酸化ガス排出マニホールド14b内に、このマニホールド内の生成水等を取込んで蓄えるとともに通電すると発熱する導電性多孔質体15を設ける。そして、燃料電池装置11の運転開始時に導電性多孔質体15に通電すると発熱し、蓄えられている水分が加熱されて高温の水蒸気となり、この水蒸気によって高分子電解質膜12を加湿するとともに、供給される反応ガスの温度を高めて運転開始時から高出力が得られるようにする。
請求項(抜粋):
高分子電解質膜の両側面にガス拡散電極をそれぞれ形成し、燃料ガス供給マニホールドを介して導入した燃料ガスを一方のガス拡散電極に対して接触可能に供給するとともに酸化ガス供給マニホールドを介して導入した酸化ガスを他方のガス拡散電極に対して接触可能に供給して発電を行い、使用済の燃料ガスと酸化ガスとを、燃料ガス排出マニホールドおよび酸化ガス排出マニホールドを介して装置外に排出する燃料電池装置において、前記酸化ガス供給マニホールドと燃料ガス供給マニホールドと酸化ガス排出マニホールドと燃料ガス排出マニホールドとのうちの少なくとも一つのマニホールドの内部に、このマニホールド内に存する水分を取込みかつ蓄えるとともに通電すると発熱する導電性蓄水体からなる高温水蒸気発生手段を備えていることを特徴とする燃料電池装置。

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