特許
J-GLOBAL ID:200903039143919756

有機性廃棄物の保温発酵装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川成 靖夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-198493
公開番号(公開出願番号):特開2003-010894
出願日: 2001年06月29日
公開日(公表日): 2003年01月14日
要約:
【要約】【課題】 従来の有機性廃棄物の発酵装置は、金属やコンクリートを用いてタンクを形成し、電力や化石エネルギー等を加温の熱源としているが、多大な建設費がかかるなどの問題点を有していた。【解決手段】 上屋イと発酵装置部ロから構成され、上屋イは、発酵装置部の設置を所望する地上に設けられた上屋のフレーム部2、覆い部3、南側カーテン部4及び保温カーテン部5から構成され、フレーム部で囲まれた地下部分に設けられている発酵装置部ロは、貯留用くぼみ部6、保温・保護マット部7、下部遮水シート部8、上部遮水シート部9及びガス抜き部10から構成され、下部遮水シート部8と上部遮水シート部9により密閉容器を形成し、上屋内部の気温を上昇させ密閉容器の内部に対する加温の熱源にする。
請求項(抜粋):
上屋(イ)と発酵装置部(ロ)から構成され、上屋(イ)は、発酵装置部の設置を所望する地上(GL)に設けられた上屋のフレーム部(2)と、覆い部(3)と、南側カーテン部(4)と、保温カーテン部(5)から構成され、上屋のフレーム部(2)は、側壁(2A)と屋根用枠(2B)から構成され、側壁(2A)は、断熱性を有する北側側壁(2A1)と東側側壁(2A2)と西側側壁(2A2)とが南側面(2A3)を残して平面略コ字状に連結して構成され、屋根用枠(2B)は、側壁における東側側壁と西側側壁との間の所定位置に掛架固定された棟材(2B1)と、軒げた材(2B2)などで構成され、覆い部(3)は、透明プラスチックシートをもってなる天井面(3A)と南面(3B)で構成され、南側カーテン部(4)は、側壁(2A)の南側面(2A3)に対して昇降自在に垂下させたカーテン(4A)で構成され、保温カーテン部(5)は、北側側壁、東側側壁、西側側壁で囲まれた平面略コ字状の内周面において、所定高さをもって水平状態で開閉自在に張設された保温カーテン(5A)で構成され、発酵装置部(ロ)は、北側側壁、東側側壁、西側側壁で囲まれた平面略コ字状の地下部分に設けられ、この発酵装置部(ロ)は、貯留用くぼみ部(6)と、保温・保護マット部(7)と、下部遮水シート部(8)と、上部遮水シート部(9)、ガス抜き部(10)から構成され、貯留用くぼみ部(6)は、逆角錐台状のくぼみに構成され、貯留用くぼみ部(6)には、スラリー状の有機性廃棄物の投入口(6F)とスラリー状の有機性廃棄物の排出口(6G)が連設され、保温・保護マット部(7)は、貯留用くぼみ部(6)の内周面に積層状態で敷設された下方のマット体(7A)と、この下方のマット体の上面に積層された上方のマット体(7A)から構成され、両マット体(7A、7A)には廃プラスチック破砕材(7A3)が充填され、下部遮水シート部(8)は、プラスチックシートを素材として、保温・保護マット部(7)の上面を覆うよう構成され、上部遮水シート部(9)は、プラスチックシートを素材として、貯留用くぼみ部内に収納されたスラリー(11)の上面を覆うよう構成され、下部遮水シート部(8)と上部遮水シート部(9)の端部は密封状態に構成され、ガス抜き部(10)は、内方端が上部遮水シート部(9)の所望する箇所に連結連通されていると共に、外方端が上屋(イ)の外側に引出されたガス抜き用パイプ(10B)で構成されていることを特徴とする有機性廃棄物の保温発酵装置。
IPC (3件):
C02F 11/04 ZAB ,  C05F 17/02 ,  C05G 5/00
FI (3件):
C02F 11/04 ZAB A ,  C05F 17/02 ,  C05G 5/00 A
Fターム (12件):
4D059AA00 ,  4D059BA12 ,  4D059BA48 ,  4D059CB11 ,  4D059CC01 ,  4H061AA03 ,  4H061AA10 ,  4H061CC47 ,  4H061EE66 ,  4H061FF01 ,  4H061GG48 ,  4H061GG67

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