特許
J-GLOBAL ID:200903039155767625

ディジタル・ホログラムを数値的に再構成することにより、振幅コントラスト画像と定量的位相コントラスト画像を同時に形成する方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-574990
公開番号(公開出願番号):特表2002-526815
出願日: 1999年10月07日
公開日(公表日): 2002年08月20日
要約:
【要約】振幅コントラスト画像と定量的位相コントラスト画像の同時形成を可能にする、ディジタル・ホログラムの数値的再構成法。この再構成法においては、標準的な方法でホログラムを再構成するときにホログラムによって回折されるであろう場の伝播を計算する。この方法では、参照波のディジタルなコピーを決定するためにいくつかの再構成パラメータを調節する必要がある。この方法には、位相収差を数値的に補正する方法が含まれる。この方法は、さまざまな条件において得られたホログラム群を再構成するのに用いることができる。この方法は、2つ以上の参照波および/または2つ以上の物体波を用いて得られた単一のホログラムから複数の画像を再構成するのに用いることができる。
請求項(抜粋):
サンプルのディジタル・ホログラムを数値的に再構成することによってサンプルの振幅コントラスト画像と定量的位相コントラスト画像を同時に形成する方法であって、a)光源を用いてサンプルのホログラムを作り、b)画像取得システムを用いてこのホログラムの画像を取得し、c)画像ディジタイザを用いてこのホログラムの画像をディジタル化することによりディジタル・ホログラムを作り、d)このディジタル・ホログラムをコンピュータまたはプロセッサに送り、e)ディジタル参照波の解析的表現を決定し、参照波パラメータとなる第1の再構成パラメータ群を決定し、f)ディジタル参照波の解析的表現と参照波パラメータをもとにして、コンピュータを用いてディジタル参照波としての複素数の行列を計算し、g)ディジタル・ホログラムとディジタル参照波の積を計算して、放射されるディジタル波面をホログラム面に生み出し、h)再構成距離となる第2の再構成パラメータ群を決定し、i)スカラー近似での波の回折を記述する積分の数値計算を行なって、ホログラム面から再構成距離だけ離れた観測面に伝播するディジタル波面を算定することにより、観測面に再構成されるディジタル波面を求め、j)位相収差の解析的表現を決定し、位相収差補正パラメータとなる第3の再構成パラメータ群を決定し、k)位相収差の解析的表現と収差補正パラメータをもとにして、観測面における位相収差関数の複素共役を表わす、ディジタル位相マスクとしての複素数の行列を計算し、l)観測面に再構成されるディジタル波面とディジタル位相マスクの積を計算することによって位相収差をディジタルに補正して、補正されたディジタル再構成波面を観測面に取得し、m)観測面におけるこの補正されたディジタル再構成波面の係数または係数の二乗を計算してサンプルの振幅コントラスト画像を取得し、n)観測面におけるこの補正されたディジタル再構成波面の引数を計算して、サンプルの定量的位相コントラスト画像を取得し、o)再構成距離と、参照波パラメータと、収差補正パラメータの調節を含め、再構成パラメータの調節を行なうという各ステップを含む方法。
IPC (5件):
G03H 1/04 ,  G03H 1/08 ,  G03H 1/10 ,  G03H 1/22 ,  G03H 1/28
FI (5件):
G03H 1/04 ,  G03H 1/08 ,  G03H 1/10 ,  G03H 1/22 ,  G03H 1/28
Fターム (18件):
2K008AA06 ,  2K008AA08 ,  2K008AA09 ,  2K008BB04 ,  2K008CC03 ,  2K008DD12 ,  2K008DD23 ,  2K008FF21 ,  2K008FF27 ,  2K008HH06 ,  2K008HH12 ,  2K008HH13 ,  2K008HH14 ,  2K008HH18 ,  2K008HH19 ,  2K008HH22 ,  2K008HH25 ,  2K008HH28
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)
引用文献:
前のページに戻る