特許
J-GLOBAL ID:200903039172839044

近赤外線吸収スチレン系樹脂組成物及びその成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 馨 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-331975
公開番号(公開出願番号):特開平5-163400
出願日: 1991年12月16日
公開日(公表日): 1993年06月29日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 (A) スチレン系樹脂 100重量部に対し、(B) 特定の銅化合物0.05〜5重量部、特定のチオ尿素誘導体及び/又は特定のチオアミド誘導体0.05〜50重量部を含有して成る近赤外線吸収スチレン系樹脂組成物、及びこの組成物がシート又はフィルム状に成形されて成る近赤外線吸収スチレン系樹脂成形体。【効果】 褪色などの不安定性はなく、暗所に長期間放置により褪色するというフォトクロミズムも見られず、優れた近赤外線吸収能を示すので、光学的フィルター、熱線吸収性グレージング材等として工業的に有用である。また、得られた近赤外線吸収シートは 800〜2000nmの近赤外領域全域に渡る強い吸収性を有しているので近赤外線カットフィルターなどの光学材料、記録材料、熱線遮蔽材料、蓄熱材料、近赤外線検出センサー等として利用できる。
請求項(抜粋):
(A) スチレン系樹脂 100重量部に対し、(B) 下記一般式(I)(R-X)nCu (I)〔式中、R は水素、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基及び複素環残基(各基は1個以上の置換基を有していても良い)から成る群から選ばれる一価基,X は-COO,-SO4,-SO3,-PO4,-O 、n は1〜4の整数〕で表わされる銅化合物、クロロフィル銅、銅クロロフィリンナトリウム及びビスアセチルアセトナート銅より成る群から選ばれる少なくとも一種の銅化合物0.05〜5重量部、(C) 下記一般式(II)【化1】(R1, R2, R3は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基及び5員又は6員の複素環残基から成る群から選ばれる一価基を表わし、各基は1個以上の置換基を有していても良く、R1とR2又はR2とR3は連結して環を形成しても良い) で示されるチオ尿素誘導体及び下記一般式(III)【化2】(R4, R5は、水素、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基及び5員又は6員の複素環残基から成る群から選ばれた一価基を表わし、R5は更にアルコキシ基をも表わし、各基は1個以上の置換基を有していても良く、R4とR5は連結して環を形成しても良い) で示されるチオアミド誘導体から選ばれる少なくとも1種0.05〜50重量部を含有して成ることを特徴とする近赤外線吸収スチレン系樹脂組成物。
IPC (6件):
C08L 25/00 KGB ,  C08J 5/18 CET ,  C08K 5/09 KFX ,  C08K 5/36 KGA ,  C08K 5/51 ,  C08L 25:00

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