特許
J-GLOBAL ID:200903039195612632

マーカー/標的タンパク質を迅速に同定するための逆標識方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 青山 葆 ,  岩崎 光隆 ,  中嶋 正二 ,  小島 一晃
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-553119
公開番号(公開出願番号):特表2004-516486
出願日: 2001年12月21日
公開日(公表日): 2004年06月03日
要約:
逆標識法と呼ばれる比較プロテオミクスについての新規タンパク質標識実行方法が、マーカーまたは標的タンパク質の迅速な同定を目的として提供される。この方法により、対照試料と比較される病気または薬剤処理試料のタンパク質発現を評価するため、2つの変換共同標識実験を並行して行う。一実験では、(病気または薬剤処理による)摂動試料を重同位体標識し、第二実験では対照を重同位体標識する。差次的比較を行うためその非標識または軽同位体対応物質と混合および分析すると、特徴的な逆標識パターンが、評価できるレベルまで差次的発現されたタンパク質についての2つの並行分析間で観察される。特に有用な実例にでは、タンパク質標識は、18O-水中で行なわれたタンパク質分解の結果としてペプチドへのタンパク質分解的18O-取込み、タンパク質への15N(または13Cおよび2H)の代謝的取込み、および同位体コードタグ試薬、例えば同位体コードアフィニティータグ試薬によるタンパク質の化学的標識法により達成される。
請求項(抜粋):
タンパク質の集団を含む2つの異なる試料における差次的発現タンパク質の同定方法であって、 a)レファレンス試料および実験試料の各々から2つの等しいタンパク質プールを準備し、 b)タンパク質用の実質的に化学的には同一であって同位体が異なるタンパク質標識試薬によりタンパク質プールを標識し、ただしこの場合、レファレンスおよび実験プールの各々からの一プールを重同位体タンパク質標識試薬で標識することにより重同位体標識レファレンスプールおよび重同位体標識実験プールを準備し、そして残りのレファレンスおよび実験プールを軽同位体タンパク質標識試薬で標識することにより、軽同位体標識レファレンスプールおよび軽同位体標識実験プールを準備するものとし、 c)軽同位体標識レファレンスプールを、重同位体標識実験プールと合わせて、第一タンパク質混合物を準備し、 d)重同位体標識レファレンスプールを、軽同位体標識実験プールと合わせて、第二タンパク質混合物を準備し、 e)2つの混合物の各々から標識タンパク質を検出し、そして f)第一および第二混合物で標識タンパク質について得られた標識パターンを比較するが、ここで、第一混合物におけるタンパク質の標識パターンと比較されている第二混合物におけるタンパク質の逆標識パターンは、2つの異なる試料における差次的発現タンパク質を示すものとする 工程を含む方法。
IPC (4件):
G01N33/68 ,  G01N27/62 ,  G01N30/88 ,  G01N33/483
FI (5件):
G01N33/68 ,  G01N27/62 V ,  G01N30/88 J ,  G01N33/483 F ,  G01N33/483 Z
Fターム (7件):
2G045BB10 ,  2G045BB48 ,  2G045BB51 ,  2G045CB01 ,  2G045DA36 ,  2G045FA40 ,  2G045FB05
引用文献:
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