特許
J-GLOBAL ID:200903039210199143

デジタル放送受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-120940
公開番号(公開出願番号):特開平10-313283
出願日: 1997年05月12日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】 各キャリアが位相変調され直交周波数分割多重(OFDM)されたディジタル信号の受信時のキャリア間隔での周波数ずれを短時間で補正する。【解決手段】 各キャリアが位相変調されたOFDM方式の受信機で、時間領域の信号をFFTし、予め位相パターンがわかっている位相参照シンボルを非周期的に抽出し位相の既定値の共役を掛け位相パターンの影響を除去し、非周期的に間引くことによるFFTのシンボルウインドウのずれに比例した位相の乱れを補正し、この補正したデータの逆FFT処理を行い、ピーク値を検出し、上記の処理をFFT後のデータをシフトして行い、ピーク値の最大値を検出し、この最大値のシフト量を現在のキャリアずれとして検出し、電圧制御発振器を制御する。
請求項(抜粋):
各キャリアが位相変調(PSK)された直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式を用いるデジタル放送において、各キャリアの参照用の固定パターンシンボル(位相参照シンボル)を受信して得る周波数領域の復調データの配列に対して、前記周波数領域の復調データの位置を任意の数だけシフトするキャリアシフト手段と、前記キャリアシフト手段に接続されキャリアシフト後のデータを非周期的に抽出する非周期的間引き手段と、受信機内にあらかじめ保持する位相参照シンボルの既定値の共役複素数の配列を各要素ごとに乗じる処理を行う位相補正手段と、キャリアシフト手段に接続され受信機内に予め保持する位相参照シンボルの規定値の共役の配列を乗じる第1の位相回転処理手段と、その隣のキャリアに位相参照シンボルの既定値の共役を乗じる第2の位相回転手段と、第1と第2の位相回転手段の出力に接続され位相差を検出する位相傾き検出手段と、位相傾き検出手段に接続され非周期的に間引いたことによる位相差を検出する位相差検出手段と、位相差検出手段と位相補正手段に接続され非周期的に間引いたデータに対し位相差検出手段で計算した位相を補正する第3の位相回転手段と、前記第3の位相回転手段の出力を逆FFT処理する逆FFT手段と、前記逆FFT処理手段に接続され逆FFT結果のピークを求める最大値検出手段と、最大値検出手段が検出した最大値を記憶するメモリと、前記データシフト手段に接続されシフト量を制御する制御手段と、前記のメモリに接続されメモリに記憶された値が最大値になるキャリアシフト手段のシフト量をキャリアずれとするキャリアずれ検出手段と、このキャリアずれが0になるよう放送周波数への同調制御を行う手段を備えたことを特徴とするデジタル放送受信機。

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