特許
J-GLOBAL ID:200903039218073050

感震素子

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-071404
公開番号(公開出願番号):特開平9-236484
出願日: 1996年02月29日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【目的】小型で信頼性の高い感震素子を得ることにある。【構成】感震素子1の容器内部には下部絶縁体10上に導電性の慣性球6が配置され、通常は慣性球6により上部接触部材8と下部接触部材11は電気的に接続されている。また振動を受けると慣性球6は転動して下部接触部材11との接触を断つ。上部接触部材8は放射状の羽根状部を有し、その中心部を支板7と導電端子ピン5により挟持固定される。またその周囲には上部絶縁体9が導電端子ピン5を挿通して配置され且つ支板7と円板3Aにより挟持固定されている。下部接触部材11は接触部11Aを2個有しており、慣性球6との電気的接続をより確実なものとする。
請求項(抜粋):
蓋体と有底円筒状の導電性ハウジングにより形成された密閉容器と、この密閉容器内に転動自在に収容された導電性の慣性球と、前記蓋体のほぼ中心部にこれとは絶縁状態に気密に貫通固着された導電端子ピンと、この導電端子ピンの密閉容器内側端に固着されこの導電端子ピンを中心とするほぼ同心円状で前記慣性球と接触可能な複数のしなやかな弾性を有した羽根状部を持つ導電材製の上部接触部材と、該上部接触部材と蓋体との間に電気絶縁材製の上部絶縁体が支板によって前記導電端子ピンに固着され、ほぼ中央から外側に向けて同心円状に緩やかに上昇する傾斜面が形成され且つ中心部に貫通孔が設けられた下部絶縁体がハウジングの底面近傍に実質的に固定されており、ハウジング内の底面と下部絶縁体の下面の間に導電性の下部接触部材がハウジングと電気的に接続されるように設けられこの下部接触部材の一部分である接触部が前記下部絶縁体の貫通孔に挿通され、前記下部絶縁体の傾斜面上には前記の慣性球がハウジングが正規姿勢で静止しているときには重力及び上部接触部材の羽根状部から付与される力により下部接触部材の接触部の押上げ力に抗して傾斜面の中心の貫通孔上に位置し下部接触部材の接触部と電気的導通状態に接触し、この接触が慣性球の転動によって断たれるように配置され、且つこの慣性球はその転動状態でも羽根状部との接触状態が維持されるようになされ、下部絶縁体と下部接触部材との位置関係が実質的に変化しない把持固着構造となっている事を特徴とする感震素子に於て、前記下部接触部材は所定の寸法に於て互いに干渉することなく、前記下部絶縁体の貫通孔内において上下に可動的とされた先端部分が所定の間隔に保持され、且つそれぞれ独立的に慣性球に押上げ力を付与する接触部を複数設けた事を特徴とする感震素子。
FI (2件):
G01H 1/00 E ,  G01H 1/00 T

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