特許
J-GLOBAL ID:200903039297037993
位相測定回路
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小池 龍太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-256965
公開番号(公開出願番号):特開平5-066259
出願日: 1991年09月09日
公開日(公表日): 1993年03月19日
要約:
【要約】【目的】混合器の直流オフセットの変動、および、前置フィルタの群遅延歪による測定誤差の無い位相測定回路を実現する。【構成】混合器1と、後段の処理に必要な帯域に群遅延歪を生じないだけの充分に広い帯域を持ったローパスフィルタ2と、AD変換器3と、後段の処理に必要な帯域の信号だけを通す第1のデジタルフィルタ4と、複素乗算手段5と、直流成分を除去する第2のデジタルフィルタ6と、信号の捕捉を判断する複素対数手段7と、ループがPLLとして機能するように演算し周波数制御データを出力するループ演算手段8と、瞬時位相データを出力するアキュムレータ9と、該データを直交する三角関数信号に変換する三角関数変換手段10とを備えている。
請求項(抜粋):
被測定信号と、直交する固定局発信号である基準信号とを混合して出力する混合器(1)と、該混合器から出力された信号に含まれている不要成分を除去して出力するローパスフィルタ(2)と、該ローパスフィルタの出力を一定の周期で標本化したのち、所定のビット長で量子化して出力するAD変換器(3)と、該AD変換器の出力をデジタル濾波し、信号に含まれている不要成分を除去するとともに、一定の周期で標本化する第1のデジタルフィルタ(4)と、所定の時間間隔で入力される周波数制御データを所定のクロック周期ごとに積算し、その積算により得られた瞬時位相データを所定のビット長の加算データとして出力する加算手段と該加算手段から出力された加算データを1クロック分記憶するラッチ手段とを有するアキュムレータ(9)と、前記加算データとして出力された瞬時位相データを直交する三角関数信号に変換する三角関数変換手段(10)と、該三角関数変換手段で変換された直交する三角関数信号と前記第1のデジタルフィルタの出力信号とを複素乗算する複素乗算手段(5)と、該複素乗算手段の出力をデジタル濾波し、信号に含まれている交流成分を除去するとともに、一定の周期で標本化する第2のデジタルフィルタ(6)と、該第2のデジタルフィルタの複素平面上の点に対応する出力を基に、該出力が示す複素平面上の点の偏角に対応するデータと、該出力が示す複素平面上の点が該複素平面上の所定の領域に含まれるか否かを示す判定結果とを出力する複素対数手段(7)と、前記アキュムレータと三角関数変換手段と複素乗算手段と第2のデジタルフィルタと複素対数手段とともにループを構成し、該ループがPLLとして機能する如く演算処理するとともに、前記複素対数手段からの出力に所定の演算をなし、その演算の結果得られた周波数制御データを前記アキュムレータに出力するループ演算手段(8)とを備えた位相測定回路。
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