特許
J-GLOBAL ID:200903039304642474

可変容量型斜板式圧縮機の容量制御弁装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木内 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-041608
公開番号(公開出願番号):特開平10-131852
出願日: 1997年02月10日
公開日(公表日): 1998年05月19日
要約:
【要約】【課題】 可変容量型斜板式圧縮機の容量制御弁装置の応答性を向上させる。【解決手段】 蓄圧室33へ流入する冷媒ガスの流量を吸入口3aの圧力に応じて調整するパイロット弁35に、蓄圧室33の冷媒ガスを逃がして蓄圧室33の圧力を低下させる調圧通路としての切欠き35aが設けられている。吸入口3aの圧力が低くなると、パイロット弁35が開き、高圧通路34を介して吐出室12から蓄圧室33へ高圧の冷媒ガスが流入する。弁体31に調圧通路が設けられていないので、蓄圧室33の圧力上昇速度は高く、弁体31は瞬時に上昇し、弁開度が減少する。吸入口3aの圧力が高くなると、パイロット弁35が閉じ、蓄圧室33への高圧の冷媒ガスの流入が遮断される。このとき蓄圧室33はパイロット弁35の切欠き35aを介して通路と連通しているので、蓄圧室33内の冷媒ガスは通路断面積の大きな切欠き35aを通じて吸入口3aへと逃げる。蓄圧室33の圧力は低下して弁体31が瞬時に下降し、弁開度が増加する。
請求項(抜粋):
ピストンのストロークを変化させて吐出容量を制御する可変容量型斜板式圧縮機の吸入口と、吸入室との間の吸入路の途中に設けられ、前記吸入口の圧力と前記吸入室の圧力との差圧を調整する容量制御弁装置において、弁体と、前記弁体を弁開度が大きくなる方向へ付勢する第1付勢部材と、前記弁体を弁開度が小さくなる方向へ作用する冷媒ガスの圧力を蓄える蓄圧室と、前記蓄圧室へ前記吸入室の圧力より高い圧力の冷媒ガスを流入させる高圧通路と、前記高圧通路の途中に設けられ、前記蓄圧室へ流入する冷媒ガスの流量を前記吸入口の圧力に応じて調整するパイロット弁と前記パイロット弁を弁開度が小さくなる方向へ付勢する第2付勢部材とを備え、前記パイロット弁に、前記蓄圧室の冷媒ガスを逃がして前記蓄圧室の圧力を低下させる調圧通路が設けられていることを特徴とする可変容量型斜板式圧縮機の容量制御弁装置。
IPC (2件):
F04B 27/08 ,  F04B 49/00 361
FI (2件):
F04B 27/08 P ,  F04B 49/00 361

前のページに戻る