特許
J-GLOBAL ID:200903039380632763

原子力プラント事故対応支援システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金山 敏彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-347173
公開番号(公開出願番号):特開平6-194493
出願日: 1992年12月25日
公開日(公表日): 1994年07月15日
要約:
【要約】【目的】 スクラム事故がシビアアクシデントに発展するのを効果的に回避することができる原子力プラント事故対応支援システムを得る。【構成】 スクラム事故が発生すると、原子炉緊急停止作動確認・対応システム22は、原子炉緊急停止指令により制御棒挿入を指示するとともに、この指令に対する作動確認を行い、これが不作動の場合にはこれを早期に検知して次のバックアップ手段である硼酸水緊急注入を指令し、さらにこれが不作動の場合には、重水ダンプを指令する。これと同時に、原子炉冷却状態評価・対応システム23は、原子炉冷却状態をリアルタイムで評価しつつ、その評価結果に応じて非常用炉心冷却システムや隔離冷却系等の後備冷却系を作動させることにより、炉心冷却を確保する。これにより、スクラム事故がシビアアクシデントに至るのを未然に防止することができる。
請求項(抜粋):
原子力プラントにおいて原子炉の緊急停止を要するスクラム事故が発生した場合、事故の拡大防止・緩和及び放射能隔離の対応処置を支援するためのシステムであって、序列化された優先順位を有する複数の原子炉緊急停止手段と、スクラム信号発生後、前記各原子炉緊急停止手段の作動開始と完了の状態を監視して、上位の原子炉緊急停止手段が作動せず、あるいは作動が完全でないとき、順次下位の原子炉緊急停止手段に作動を指示する停止バックアップ指示手段と、序列化された優先順位を有する複数の原子炉冷却手段と、原子炉緊急停止信号発生後、前記各原子炉冷却手段の作動状態を監視して、上位の原子炉冷却手段が作動せず、あるいは作動が完全でないとき、順次下位の原子炉冷却手段に作動を指示する冷却バックアップ指示手段と、を具備することを特徴とする原子力プラント事故対応支援システム。
IPC (2件):
G21D 3/04 GDD ,  G21C 9/033
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特公昭52-002079

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