特許
J-GLOBAL ID:200903039381521388

室温硬化性シラン-末端ポリウレタン分散液

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-514314
公開番号(公開出願番号):特表平8-504230
出願日: 1993年12月06日
公開日(公表日): 1996年05月07日
要約:
【要約】本発明は、加水分解性及び/又は加水分解されたシリル基で末端化され、そしてアニオン性可溶性基又は乳化性基、特にカルボキシル基を含む連鎖延長されたポリウレタン組成物の水性分散液を提供する。本発明は、またアニオン系及びカチオン系の両者に安定化されたポリウレタン分散液の製造方法を提供する。本発明は、更に実質的に有機溶剤を含まず(例えば約7重量%より低い有機溶剤)、耐水性及び耐溶剤性、強靱、耐引掻性、好ましくは光安定性(非黄変性)ポリウレタンフィルムとなるポリウレタン分散液を提供する。このようなフィルムは本製床材、家具及び船舶用品の表面を含めた木材サブストレートの塗料として有用であり、また配合ビニル上の剥離塗膜としてもまた有用である。安定化されたポリウレタン分散液は、また耐衝撃性塗料の調合に使用することもできる。
請求項(抜粋):
(a)(i)2個のイソシアネート反応性官能基を有する化合物、そして任意には2個より多いイソシアネート反応性官能基を有する化合物であって、いづれのイソシアネート反応性官能基は少なくとも1個の活性水素を有する化合物を含むポリオール成分、 (ii)水溶性化合物であって、ここでの水溶性化合物は少なくとも1個の水溶性基及び少なくとも1個のイソシアネート反応性官能基を有し、いづれのイソシアネート反応性官能性基は少なくとも1個の活性水素を含み、並びに (iii)2個のイソシアネート基を有する化合物及び任意には更に2個より多いイソシアネート基を有する化合物のポリイソシアネート成分であって、ここでのポリイソシアネート成分はポリオール成分及び水溶性化合物のイソシアネート反応性官能基の合計した活性水素当量の約1.4から約4倍のイソシアネート当量を基準にした過剰になるように含み、 (iv)任意には有機極性凝集溶剤、 (v)任意には触媒、を含む混合物をイソシアネート末端ポリウレタン初期重合体を形成するのに足りる温度において反応させ、ここにおいて水溶性化合物の水溶性基に対するポリイソシアネート成分のイソシアネート基の割合は、初期重合体が水相と化合したときに安定な分散液となることができる如きであり、(b)(i)脱イオン水、 (ii)2個のイソシアネート反応性官能基を有する二官能連鎖延長剤、そして任意には少なくとも3個のイソシアネート反応性官能基を有する多官能連鎖延長剤であって、いづれのイソシアネート反応性官能基は少なくとも1個の活性水素を有するものを含む連鎖延長成分、 (iii)少なくとも1個の活性水素を有するイソシアネート反応性シラン化合物、並びに (iv)塩基性塩形成化合物及び酸性塩形成化合物から成る群から選ばれる塩形成化合物を含む水相を工程(a)の初期重合体と化合させ、ここでの塩形成化合物は水溶性化合物中で水溶性基と反応性であるように塩形成化合物が選ばれ、塩形成化合物の一部又は全部は反応前若しくは反応中に工程(a)の混合物に加え、又はイソシアネート末端ポリウレタン初期重合体と水相との化合前にイソシアネート末端ポリウレタン初期重合体に加え、 ここで連鎖延長成分及びイソシアネート反応性シランの量は、イソシアネート基に対する活性水素は約0.85:1から約1:1の割合であるように、過剰なポリイソシアネート成分に関連して存在し、そして任意の有機極性凝集溶剤(a)(iv)は、任意には分散液が形成する前に水相に加えることができ、十分な撹拌及び十分な温度とpHのもとに工程(a)で得られたイソシアネート末端ポリウレタン初期重合体を水相と化合させて安定なシリル末端ポリウレタン分散液を得る各工程を特徴とする水性分散液中のシリル末端ポリウレタンを製造する方法。
IPC (2件):
C08G 18/83 NGV ,  C08G 18/10 NFT
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特表平4-503686
  • 特表平4-503686

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