特許
J-GLOBAL ID:200903039381570184

電力測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大原 拓也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-150995
公開番号(公開出願番号):特開2000-338147
出願日: 1999年05月31日
公開日(公表日): 2000年12月08日
要約:
【要約】【課題】 測定終了後に電流センサの逆接続もしくは間違った相への誤接続が判明した場合でも、測定をやり直すことなく正しい電力値が得られるようにする。【解決手段】 三相3線2電力計法により負荷の消費電力値を求める場合において、クランプセンサ1A,1Bが誤結線された場合のことをあらかじめ想定して、各クランプセンサ1A,1Bにより得られた例えばR相とT相の電流ベクトルI1,I2からその反転電流ベクトル-I1,-I2を求めるとともに、さらにこれらの各電流ベクトルから三相交流の電流関係式に基づいて、基準チャンネル(例えばS相)についての電流ベクトル-(I1+I2),-(I1-I2),-(-I1+I2),-(-I1-I2)を求め、これら8つの電流ベクトル値と電圧検出手段にて算出された各電圧ベクトルV1,V2とにより、8種類の交流電力P1,P2をそれぞれ算出して記憶手段に記憶させ、これらの保存データ1,P2により、再演算を可能として正しい電力値を得ることを可能とした。
請求項(抜粋):
負荷に電力を供給する三相3線の交流電路内の所定の一つチャンネル(相)を基準として同チャンネルと他の2つのチャンネル(各相)との間の交流電圧をそれぞれ検出する電圧検出手段と、上記基準チャンネル以外の各チャンネルに流れる交流電流をそれぞれ測定するクランプセンサからなる2つの電流センサと、上記各電流センサの検出結果を基にして算出された各電流ベクトルおよび上記電圧検出手段の検出結果を基にして算出された各電圧ベクトルとにより上記負荷に供給される交流電力を算出する第1演算手段と、その算出され交流電力を出力する出力手段とを備える電力測定装置において、上記2つの電流センサの測定結果から、それら各電流センサの各チャンネル線に対するすべての接続状態を想定して上記2つの各チャンネルの各電流ベクトルを算出し、この算出されたすべての電流ベクトルと、上記第1演算手段にて算出された各電圧ベクトルとを用いて上記負荷に供給される交流電力をそれぞれ算出する第2演算手段と、同第2演算手段が算出したすべての交流電力を記憶する記憶手段とを備え、上記第2演算手段は、上記記憶手段に記憶された交流電力を必要に応じて読み出して上記出力手段に送ることを特徴とする電力測定装置。

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