特許
J-GLOBAL ID:200903039393575165

廃食油からのディーゼル燃料油の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 間宮 武雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-327018
公開番号(公開出願番号):特開平10-245586
出願日: 1997年11月11日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 レストランや食品工場、一般家庭などから廃棄されて従来殆んど利用されていない廃食油を原料としてディーゼル燃料油を得る方法を提供する。【解決手段】 廃食油から固体物質をフィルタにより除去する工程、廃食油を加熱し水分および臭気物質を蒸発させて除去する工程、アルコールにアルカリ性物質からなる触媒を溶解させて触媒含有アルコール溶液を予め調製する工程、廃食油と触媒含有アルコール溶液とを混合させ撹拌して反応生成物を得る工程、反応生成物を軽液と重液とに分離させる工程、軽液を固体吸着剤と混合させて軽液中の不純物を固体吸着剤に吸着させる工程、不純物を吸着した固体吸着剤を軽液から分離させて除去する工程、および、重液を中和剤と混合させて重液中のアルカリ性物質からなる触媒を中和させる工程を含む。
請求項(抜粋):
レストラン、食品工場、一般家庭などから廃棄される廃食油から、それに含まれた固体物質をフィルタにより除去する工程と、固体物質が除去された前記廃食油を所定温度に加熱して、廃食油から、それに含まれた水分および臭気物質を蒸発させて除去する工程と、アルコールに、少なくとも水酸化カリウム、炭酸カリウムおよびカリウムアルコラートからなる群より選ばれた1種類もしくは2種類以上のアルカリ性物質を含む触媒を溶解させて、触媒含有アルコール溶液を予め調製する工程と、固体物質ならびに水分および臭気物質が除去された前記廃食油と前記触媒含有アルコール溶液とを混合させ撹拌して、廃食油とアルコールとの触媒反応を促進させ、廃食油とアルコールとの反応生成物を得る工程と、前記反応生成物を軽液と重液とに分離させる工程と、前記分離工程で得られた軽液を固体吸着剤と混合させ、軽液に含まれた残存触媒、臭気物質、着色物質、水分などの不純物を固体吸着剤に吸着させる工程と、不純物を吸着した前記固体吸着剤と前記軽液との混合物から、固体吸着剤を分離させて除去する工程とを含む、廃食油からのディーゼル燃料油の製造方法。
IPC (5件):
C11C 3/04 ,  B01D 17/04 503 ,  B01J 23/02 ,  C10L 1/08 ZAB ,  C11B 13/00
FI (5件):
C11C 3/04 ,  B01D 17/04 503 A ,  B01J 23/02 M ,  C10L 1/08 ZAB ,  C11B 13/00
引用特許:
審査官引用 (4件)
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