特許
J-GLOBAL ID:200903039400889111

同期タイミング切替時のタイミング安定化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-242079
公開番号(公開出願番号):特開平5-083238
出願日: 1991年09月20日
公開日(公表日): 1993年04月02日
要約:
【要約】【目的】ディジタル同期網における同期タイミング切替時、電圧制御発振器が生成するクロック信号の周波数変動を抑制する方法を提供することを目的とする。【構成】切替部1、位相比較器2、積分器3、同期タイミングを固定維持するホールドオーバー部6、電圧制御発振器4、分周器5、制御部7とで構成する。正常時は通常のPLLと同じ動作をするが、第1の同期タイミングの断発生等により、第1の同期タイミングから第2の同期タイミングに切替える際、制御部7はホールドオーバー部6に対して電圧固定命令を出し、その時の制御電圧を固定させると共に、切替部1に対して第2の同期タイミングを出力させた時、ホールドオーバー部6に対して固定命令を解除し、第1の同期タイミングから第2の同期タイミングへの切替時の瞬断等による、電圧制御発振器4が生成するクロック信号の周波数変動を抑える。
請求項(抜粋):
印加される切替命令により、入力する第1の同期タイミングから第2の同期タイミングに切替える切替部(1)と、入力する発振制御電圧に対応する周波数のクロック信号を生成する電圧制御発振器(4)と、前記電圧制御発振器(4)で生成されたクロック信号を分周する分周器(5)と、前記切替部(1)から出力される同期タイミングと前記分周器(5)で分周されたクロック信号との位相差を比較して、位相差に対応する電圧を送出する位相比較器(2)と、前記位相比較器(2)の出力信号から前記電圧制御発振器(4)の制御電圧を得る積分器(3)と、同期タイミングの断を検出し前記切替部(1)に対して切替命令を送出する制御部(7)を有し、前記第1の同期タイミング、又は第2の同期タイミングに同期した送出信号を送出する位相同期発振回路において、前記積分器(3)から送出される電圧を維持し、発振制御電圧として送出するホールドオーバー部(6)を設けると共に、前記制御部(7)に、第1の同期タイミングから第2の同期タイミングへの切替時に、前記ホールドオーバー部(6)に対して電圧固定命令を送出する機能と、前記切替部(1)より同期タイミングが出力されたとき、前記ホールドオーバー部(6)に対して前記電圧固定命令を解除する機能を備えることにより、第1の同期タイミングから第2の同期タイミングに切替える際、前記制御部(7)は前記ホールドオーバー部(6)に対して電圧固定命令を送出し、そのとき前記ホールドオーバー部(6)に印加されている電圧を固定維持させると共に、前記切替部(1)に切替命令を送出して、前記切替部(1)に第2の同期タイミングを選択させるが、前記切替部(1)より同期タイミングが出力されたとき、前記ホールドオーバー部(6)に対する該固定命令を解除することにより、第1の同期タイミングから第2の同期タイミングへ切替えるときの瞬断による周波数変動を抑圧することを特徴とするタイミング切替時のタイミング安定化方法。
IPC (2件):
H04L 7/04 ,  H04L 7/00
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-101416
  • 特開平3-190336
  • 特開平4-298199

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