特許
J-GLOBAL ID:200903039416577152

トランス定数の決定方法およびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池内 義明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-048173
公開番号(公開出願番号):特開2002-252131
出願日: 2001年02月23日
公開日(公表日): 2002年09月06日
要約:
【要約】【課題】 スイッチング電源装置などに使用されるトランスの定数を経験と勘に頼ることなく迅速かつ一意的に決定できるようにする。【解決手段】 まず入出力仕様から決定される既定値パラメータおよび仮定を行なうことにより決定される既定値パラメータを求める。次に、コアを仮に選択し、該コアのカタログ値から決まる既定値パラメータを求める。これらのパラメータに基づき、アンペール周回積分の法則その他所定の法則、条件および近似を用いて1次側のインダクタンスおよび巻線数を導出する。そして、飽和条件として、コア内部のピーク磁束密度Bcが飽和磁束密度Bs以下となるか否かを判定する。また、コアに1次側の電流容量を満足するコイルが巻けるか否かを判定する。これらの条件が満たされない場合は、コアを再選択するか、一部のパラメータを調整して処理を反復する。前記条件を満たす場合は、2次巻線数を求める。
請求項(抜粋):
トランス定数の決定方法であって、(a)入力仕様から決定される規定値パラメータを求める段階、(b)所定のパラメータを仮定し、この仮定を行なうことによって決定される規定値パラメータを求める段階、(c)コアを選択し、この選択を行なうことによって決定される規定値パラメータを求める段階、(d)前記各規定値パラメータの内所定のものを使用して一次側インダクタンスを求める段階、(e)前記各規定値パラメータの内所定のものを使用して一次側コイルの巻線数を求める段階、(f)前記一次側インダクタンスおよび一次側コイルの巻線数にもとづき、前記コア内部のピーク磁束密度が前記コア内の飽和磁束密度以下であるという飽和条件を満たすか否かを判定する段階、および(g)前記コアが前記飽和条件を満たさなければ前記仮定を行なうことによって決定される規定値パラメータを変更してまたは前記コアを再選択して前記段階(d)以後を、前記飽和条件を満たすまで反復する段階、を具備することを特徴とするトランス定数の決定方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 電源設計装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-017761   出願人:富士電気化学株式会社

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