特許
J-GLOBAL ID:200903039418624387
除去または肯定的選択による免疫細胞の免疫治療活性の増進方法
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
奥山 尚男 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-524666
公開番号(公開出願番号):特表平10-502241
出願日: 1995年03月14日
公開日(公表日): 1998年03月03日
要約:
【要約】本発明は、免疫反応を下方調節するCD4+またはCD8+リンパ球のいずれかのような細胞サブセットを免疫細胞から除去することにより、免疫細胞の免疫治療活性、例えば抗腫瘍活性を増進する方法を提供する。残った除去免疫細胞集団または分離された免疫細胞サブセットは、リンパ球表面レセプターに対する抗体、好ましくは抗CD3モノクローナル抗体(MoAb)の存在下、さらに任意で比較的少量のインターロイキン2(IL-2)の存在下で培養する。このように刺激された細胞は、任意でIL-2の存在下で、リンパ球表面レセプターに対する抗体を加えないで、さらに培養する。さらに本発明は、哺乳動物に刺激された除去免疫細胞集団または刺激された免疫細胞サブセットを、より適切には免疫抑制剤とリポソーム型IL-2と併用投与することにより、腫瘍を持つ哺乳動物を治療したり、あるいは腫瘍に対して哺乳動物を免疫する方法を提供する。さららに本発明は、本発明にしたがって治療または免疫した哺乳動物から脾臓細胞を抽出して第二の哺乳動物に投与することにより、哺乳動物間で免疫を移転する方法も提供する。
請求項(抜粋):
次の方法1または方法2からなる群から選ばれる免疫細胞の免疫治療活性の増進方法。 方法1: (a)リンパ球表面レセプターに対する抗体の存在下、さらに任意でIL-2の存在下で、免疫細胞集団を培養して、培養免疫細胞集団を形成し、 (b)免疫治療活性を現すことができる細胞小集団を少なくとも一つ培養免疫細胞集団から分離して、刺激された除去免疫細胞集団を形成し、 (c)任意で、IL-2からなる第二の培地により刺激された除去免疫細胞集団を継代培養して、刺激された除去免疫細胞集団の免疫治療活性を、同様に処理されてはいるが除去処理されてはいない免疫細胞集団よりも大きくする。 方法2: (a)免疫細胞集団の免疫治療活性を下方調節することができる細胞小集団を少なくとも一つ該免疫細胞集団から分離選択し、 (b)リンパ球表面レセプターに対する抗体の存在下、さらに任意でIL-2の存在下で、免疫細胞サブセットを48時間未満培養して、刺激された免疫細胞サブセットを形成し、 (c)任意で、IL-2からなる第二の培地により刺激された免疫細胞サブセットを継代培養して、刺激された除去免疫細胞小集団の免疫治療活性を、同様に処理されてはいるが除去処理されてはいない免疫細胞集団よりも大きくする。
IPC (6件):
C12N 5/04
, A61K 9/127
, A61K 35/14 ADU
, A61K 38/00
, A61K 39/395
, C12P 21/08
FI (7件):
C12N 5/00 F
, A61K 9/127 L
, A61K 35/14 ADU
, A61K 39/395 U
, A61K 39/395 G
, C12P 21/08
, A61K 37/02
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