特許
J-GLOBAL ID:200903039432763020
コーティング物の付着性試験方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石原 勝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-063233
公開番号(公開出願番号):特開平9-257740
出願日: 1996年03月19日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】 表面に犠牲防食関係にある金属層を有する金属製素地での、非導電性コーティング物の付着性について、単一金属製素地の場合同様に、簡易にかつ短時間で、しかも多段階に正確に定量評価ができるようにする。【解決手段】 表面に犠牲防食関係にある金属層を有する金属製の素地上に施された非導電性のコーティング物に、これの表面から素地に達する傷を人工的に付け、この人工傷を通じて、コーティング物の表面側の対極と、金属素地表面とを電解溶液を介し電気的に短絡させ、金属素地側を電解溶液中で電気的に一旦アノード側に分極し、次いでカソード側に分極することを所定回数繰り返すことにより、強制的にアノード反応およびカソード反応させて、犠牲防食性金属層の影響なしにコーティング物の付着劣化を十分に促進させながら、このときのカソード電流密度ピークの変動比によってコーティング物の付着性を判定することによって、上記目的を達成する。
請求項(抜粋):
表面に犠牲防食関係にある金属層を有する金属製素地の上にコーティングされた非導電性のコーティング物を検査対象とし、このコーティング物にこれの表面から金属製素地に達する傷を人工的に付け、この人工傷を付けた状態でコーティング物の表面側の対極と、金属製素地の表面とを、人工傷部分を通じて電解溶液を介し電気的に短絡させ、この短絡状態にて金属製素地側を電解溶液中で電気的に一旦アノード側に分極し、次いでカソード側に分極することを所定回数繰り返して、強制的にアノード反応およびカソード反応させ、このときのカソード電流密度ピークの変動比を基にコーティング物の付着性を判定することを特徴とするコーティング物の付着性試験方法。
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