特許
J-GLOBAL ID:200903039434978032

方向性電磁鋼板の短時間仕上焼鈍法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-104985
公開番号(公開出願番号):特開平5-295447
出願日: 1992年04月23日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】【目的】 方向性電磁鋼板の仕上焼鈍法において、成分と純化必要時間との関係を理論と実験から導き出し、磁気特性と仕上焼鈍時間の短縮を兼ねた最適の方法を見つけた。【構成】 Si:1〜7%を含み、C,N,O,Sb,Nb,V,Se,B,W,Cu,Mo,Cr,CoからなるA群の元素を1種以上を合計0.001〜0.80%含む珪素鋼板の製造において二次再結晶および不純物純化を目的とする仕上焼鈍の仕上焼鈍後の板厚中心部のA群の化学成分濃度が仕上焼鈍前のそれの3%以下となる1000°C以上の仕上焼鈍(純化)時間がSの2倍以下、Alの3倍以下となることを特徴とし、さらに上記の制約の中でMn,Ni,Sn,P,Zr,Ca,Mgからなる元素の1種以上を合計1%以下含むことを特徴とする仕上焼鈍後の磁束密度がB8 が1.80T(Tesla)以上、鉄損がW17/50 で1.5Watt/kg以下の方向性電磁鋼板の製造法。
請求項(抜粋):
Si:1〜7%で、AlあるいはSのいずれか1種類または両方を0.01%以上を含み、C,N,O,Sb,Nb,V,Se,B,W,Cu,Mo,Cr,CoからなるA群の元素の1種類以上を合計0.001〜0.80%含む珪素鋼板の仕上焼鈍法において、二次再結晶および不純物純化を目的とする仕上焼鈍後の板厚中心部のA群の元素の濃度およびSかAlのいずれか一方または両方の元素の濃度を仕上焼鈍前のそれの3%以下とし、さらに1000°C以上の仕上焼鈍の時間を板厚中心部のSが仕上焼鈍前の濃度の3%となる時間の2倍以下あるいは板厚中心部のAlが仕上焼鈍前の濃度の3%となる時間の3倍以下のいずれかとし、更に仕上焼鈍後の磁束密度B8 を1.80Tesla 以上、鉄損がW17/50 で1.5Watt/kg以下とすることを特徴とする方向性電磁鋼板の短時間仕上焼鈍方法。
IPC (4件):
C21D 9/46 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/60 ,  H01F 1/16

前のページに戻る