特許
J-GLOBAL ID:200903039462305604

高速歯切加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する高速度工具鋼製むく歯切工具の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-126009
公開番号(公開出願番号):特開2002-322512
出願日: 2001年04月24日
公開日(公表日): 2002年11月08日
要約:
【要約】【課題】 高速歯切加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する高速度工具鋼製むく歯切工具の製造方法を提供する。【解決手段】 高速度工具鋼で構成され、かつ最終むく歯切工具の形状に対応した形状に粗加工された工具素材に、焼入れ処理を施して組織をマルテンサイト化し、ついで前記焼入れ処理後の工具素材に焼戻し処理を施して、前記焼入れ処理で形成されたマルテンサイト化組織の素地中に分散分布する残留オーステナイトのマルテンサイト化をはかり、最終的に前記焼戻し処理後の工具素材を最終形状に仕上加工することからなる高速度工具鋼製むく歯切工具の製造方法において、前記焼入れ処理後の工具素材に、-150°C以下の温度に冷却保持のサブゼロ処理を施して、マルテンサイトの素地中に分散分布する残留オーステナイトのマルテンサイト化を図ることにより、上記焼戻し処理後の工具素材の組織を、高速歯切加工時にチッピングの起点となる残留オーステナイトがマルテンサイトの素地中に存在しない組織とすること。
請求項(抜粋):
高速度工具鋼で構成され、かつ最終むく歯切工具の形状に対応した形状に粗加工された工具素材に、焼入れ処理を施して組織をマルテンサイト化し、ついで前記焼入れ処理後の工具素材に焼戻し処理を施して、前記焼入れ処理で形成されたマルテンサイト化組織の素地中に分散分布する残留オーステナイトのマルテンサイト化を図り、最終的に前記焼戻し処理後の工具素材を最終形状に仕上加工することからなる高速度工具鋼製むく歯切工具の製造方法において、上記焼入れ処理後の工具素材に、-150°C以下の温度に冷却保持のサブゼロ処理を施して、マルテンサイトの素地中に分散分布する残留オーステナイトのマルテンサイト化を図ることにより、上記焼戻し処理後の工具素材の組織を、高速歯切加工時にチッピングの起点となる残留オーステナイトがマルテンサイトの素地中に存在しない組織とすること、を特徴とする高速歯切加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する高速度工具鋼製むく歯切工具の製造方法。
IPC (4件):
C21D 9/22 ,  C21D 1/18 ,  C21D 6/00 ,  B23F 21/00
FI (6件):
C21D 9/22 ,  C21D 1/18 P ,  C21D 1/18 X ,  C21D 1/18 Y ,  C21D 6/00 L ,  B23F 21/00
Fターム (8件):
4K042AA12 ,  4K042BA03 ,  4K042CA15 ,  4K042DA01 ,  4K042DA02 ,  4K042DA06 ,  4K042DD05 ,  4K042DE01
引用特許:
審査官引用 (5件)
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