特許
J-GLOBAL ID:200903039497074290

固体電解質燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-280247
公開番号(公開出願番号):特開平5-121084
出願日: 1991年10月28日
公開日(公表日): 1993年05月18日
要約:
【要約】【目的】 平板型の内部改質型SOFCにおいて、積層した各層の界面の高温使用時における剥離を防止する。【構成】 空気極材料で作製された空気極(酸化剤極)1の薄板をセルの支持板としても使用し、この空気極1の片面に電解質層としてジルコニア単独層21を配置し、その上部に燃料極としてニッケル含有ジルコニア層22と燃料改質層5を形成する。このニッケル含有ジルコニア層22において、燃料電極として作用するニッケルの比率をジルコニア単独層21の境界領域から連続的に変化させることで、ニッケルの分布が明確に異なった界面の存在をなくし、また、燃料改質層5においても、改質に関与するニッケルの比率をニッケル含有ジルコニア層22の境界領域から連続的に変化させることでニッケルの分布が明確に異なった界面の存在をなくす。このように明確な界面の存在をなくすことにより、高温使用下での各層の剥離を防止する。
請求項(抜粋):
燃料極と酸化剤極が固体電解質を介して配置され、燃料極側に燃料として天然ガス等の反応剤を、酸化剤極側に空気等の酸化剤を供給することで発電する固体電解質燃料電池において、酸化剤極材料によって作製された薄板を基板とし、その片面に電解質層、該電解質層に重ねて燃料極、さらに、該燃料極に重ねて燃料改質層を形成するとともに、燃料電極として作用する金属が該電解質層の表面に相当する部分から外側に向けて連続的に増加し、該燃料極に相当する層において所定の比率となり、また、燃料改質に作用する金属が前記燃料極の表面部分から外側に向けて連続的に増加し、前記燃料改質層に相当する部分において所定の比率となることを特徴とする固体電解質燃料電池。
IPC (3件):
H01M 8/02 ,  H01M 4/86 ,  H01M 8/12

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