特許
J-GLOBAL ID:200903039555066316

車両懸架装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 悟 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-059475
公開番号(公開出願番号):特開平9-249016
出願日: 1996年03月15日
公開日(公表日): 1997年09月22日
要約:
【要約】【課題】車両の通常走行時(非制動時)においてはスカイフック理論に基づいたばね上挙動に対する制振効果を発揮しつつ、車両の制動時においては車輪荷重変動の抑制により制動性能を向上させて制動距離を短縮することができる車両懸架装置の提供。【解決手段】ばね上上下速度検出手段cで検出されたばね上上下速度信号に基づく基本制御信号により各ショックアブソーバbの減衰力特性を制御する基本制御部dを有する減衰力特性制御手段eと、アンチスキッド制御手段hと、各車輪のスリップ量反転値を求めるスリップ量反転値演算手段iと、制動状態検出手段jで車両の制動状態が検出されると少なくともスリップ量反転値に基づく制動時補正制御信号により各ショックアブソーバbの減衰力特性を制御する制動時補正制御部kとを備える。
請求項(抜粋):
車体側と各車輪側の間に介在されていて一方の行程側の減衰力特性を可変制御する時はその逆行程側が低減衰力特性となる減衰力特性変更手段を有するショックアブソーバと、ばね上上下速度を検出するばね上上下速度検出手段と、該ばね上上下速度検出手段で検出されたばね上上下速度に基づく基本制御信号により、各ショックアブソーバの減衰力特性制御を行なう基本制御部を有する減衰力特性制御手段と、各車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、車体速度を検出する車体速度検出手段と、該車体速度検出手段で検出された車体速度と前記車輪速度検出手段で検出された各車輪速度から車輪のスリップ率を求め、このスリップ率が所定の範囲内に納まるようにブレーキ液圧を制御するアンチスキッド制御手段と、前記車体速度検出手段で検出された車体速度と前記車輪速度検出手段で検出された各車輪速度から車輪のスリップ量の正負反転値を求めるスリップ量反転値演算手段と、車両の制動状態を検出する制動状態検出手段と、該制動状態検出手段で車両の制動状態が検出されると少なくとも前記スリップ量反転値演算手段で演算されたスリップ量の正負反転値に基づく制動時補正制御信号により各ショックアブソーバの減衰力特性を制御する制動時補正制御部と、を備え、前記減衰力特性制御手段において、基本制御信号または制動時補正制御信号の方向判別符号が上向きである時はショックアブソーバの伸行程側の減衰力特性を、下向きである時は圧行程側の減衰力特性を、基本制御信号または制動時補正制御信号に基づいて可変制御するようにしたことを特徴とする車両懸架装置。
IPC (2件):
B60G 17/015 ,  B60T 8/58
FI (2件):
B60G 17/015 A ,  B60T 8/58 Z

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