特許
J-GLOBAL ID:200903039650256939

アクセス系制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-061526
公開番号(公開出願番号):特開平10-256993
出願日: 1997年03月14日
公開日(公表日): 1998年09月25日
要約:
【要約】【課題】 予め加入者側伝送装置(ONU)にシリアル番号を設定しなくとも、正常な双方向通信を行うことの出来るアクセス系の制御方法を提供すること。【解決手段】 まず、ソフトウェアによるアドレスを各ONUに書き込んでおく。そして、全ONUに一斉にポーリングを行う。各ONUは、その受信から所定時間後に、そのアドレスを含む上り信号を返信する。局側伝送装置は、複数のONUからの返信信号が衝突すると、正常受信のONUのアドレスを載せた信号で再度ポーリングを行う。これにより、上記返信信号が衝突したONUは、ランダムな数値とそのアドレスとの演算により求めた遅延で返信を行う。このとき、返信信号に遅延の値を書き込んでおく。以下、異常受信のONUについて同様のポーリングを繰り返す。全てのONUからの信号を正常に受信すると、各ONUのアドレスと往復伝送時間に基づいて通常通信が可能となる。
請求項(抜粋):
加入者線交換機の置かれた局と複数の加入者との間で双方向光伝送を行う光加入者系を制御するアクセス系制御方法において、アドレス番号をメモリに蓄積できる機能を備えた加入者側伝送装置を用い、あらかじめこれに複数加入者間で重複しないソフトウェアアドレス番号を入力しておき、まず局から全加入者宛に、返信を要求するポーリング信号を送信し、各加入者はこのポーリング信号受信後直ちに、もしくはあらかじめ設定した保留時間経過後に、局宛に自身のメモリに蓄積されたソフトウェアアドレス番号を記載した返信信号を送信し、局ではこの返信信号を全て受信し、各加入者からの信号が局に入力した時点で衝突しているかどうかを判別し、衝突が起こらず正常に受信出来た加入者については、そのソフトウェアアドレス番号と往復伝送時間とを記憶し、衝突が全加入者について生じ無かった場合は処理を終了して、各加入者のソフトウェアアドレス番号と往復伝送時間を基に通常通信状態に移り、衝突が生じた場合には、正常に受信出来た加入者のソフトウェアアドレス番号を記載したポーリング信号を再度送信し、この再ポーリング信号を受信した加入者のうち、ポーリング信号に記載されたソフトウェアアドレス番号を持つ加入者は返信を行わず、この番号を持たない加入者は、装置で発生させたランダムな数値と自身のソフトウェアアドレス番号とに所定の演算を施した結果として得られた値を保留時間として定義し、ポーリング信号への返信信号にこの保留時間を書き込むと共に、ポーリング信号到着からこの保留時間だけ遅延させて返信信号を局に送出し、返信信号に衝突が検出される限り上記の再ポーリング手続きを繰り返し、全ての加入者のソフトウェアアドレス番号と往復伝送時間とを局側で把握した時点で、通常通信状態に移る制御手順を具備することを特徴としたアクセス系制御方法。
IPC (3件):
H04B 10/20 ,  H04B 10/24 ,  H04L 12/44
FI (3件):
H04B 9/00 N ,  H04B 9/00 G ,  H04L 11/00 340

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