特許
J-GLOBAL ID:200903039674919475

複層鋼板の連続鋳造における表層用溶鋼の注湯量制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉信 興
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-327221
公開番号(公開出願番号):特開平7-178525
出願日: 1993年12月24日
公開日(公表日): 1995年07月18日
要約:
【要約】【目的】 複層鋼板の連続鋳造において、表層用溶鋼の注湯量制御の応答性と制御の安定性を維持する。【構成】 目標湯面レベルと鋳造速度に基づいて、表層厚を一定とする表層用溶鋼の目標注湯量を算出し、注湯量計算所定時間内でのタンディッシュ内溶鋼重量の平均減少量を算出して表層用溶鋼の注湯量を検出し、注湯量制御系のパルス伝達関数に含まれる係数ベクトルを算出して、制御系の可制御離散型状態方程式を構成し、状態観測器の観測ゲインベクトルを算出して状態変数ベクトルを推定し、制御系の閉ループゲインを一定にする制御ゲインベクトルを算出して、該制御ゲインベクトルに基づいて検出注湯量が目標注湯量を維持する表層用ストッパー等の開度調節手段の設定開度を決定する。
請求項(抜粋):
異種溶鋼を複数本の注湯ノズルを用いて鋳型内部に注ぎ分け、両タンディッシュの注湯羽口にストッパー等の開度調節手段とタンディッシュ内の溶鋼重量を検出するロードセル、及び鋳型内部の湯面レベルを検出するレベル計を設け、さらに異種溶鋼の混合抑制のため直流磁界を作用させ、溶鋼から直接、表層,内層の界面が明瞭で表面性状の優れた複層鋼板を連続鋳造する方法において、目標湯面レベルと鋳造速度の設定値に基づいて決定される表層厚を一定とする表層用溶鋼の目標注湯量計算式モデルにより、目標注湯量を算出し、ロードセルの分解能と注湯量制御精度より決定される表層用溶鋼の注湯量計算所定時間と該所定時間内の注湯量計算式モデルにより、該所定時間内のタンディッシュ内溶鋼重量の平均減少量を算出して表層用溶鋼の注湯量を検出し、表層用ストッパー等の開度調節手段の設定開度と前記表層用溶鋼の注湯量検出値とで構成される注湯量制御系のパルス伝達係数に含まれる係数ベクトルを係数ベクトル計算式モデルにより算出し、得られた係数ベクトルに基づいて、制御系の可制御離散型状態方程式を構成し、状態変数ベクトルを推定するための観測器ゲインベクトル計算式モデルにより、観測器ゲインベクトルを算出して状態変数ベクトルを推定し、制御系の閉ループゲインを一定にする制御ゲインベクトル計算式モデルにより、注湯量を制御する為の制御ゲインベクトルを算出し、該制御ゲインベクトルに基づいて検出注湯量を目標注湯量に維持するよう表層用ストッパーの開度調節手段の設定開度を決定することを特徴とする、複層鋼板の連続鋳造における表層用溶鋼の注湯量制御方法。
IPC (3件):
B22D 11/18 ,  B22D 11/00 ,  B22D 11/16 104
引用特許:
審査官引用 (2件)

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