特許
J-GLOBAL ID:200903039692962493

ガスタービン燃焼器壁面冷却構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-037473
公開番号(公開出願番号):特開2002-242702
出願日: 2001年02月14日
公開日(公表日): 2002年08月28日
要約:
【要約】【課題】 燃焼器貫通部材下流側の燃焼器内壁の局所的温度上昇を防止する。【解決手段】 燃焼器内筒シェル55とシェル内部に配置される円筒状の熱遮蔽部材155とを設ける。シェルと熱遮蔽部材とを貫通する貫通部材159の下流側の熱遮蔽部材155Dには、貫通部材下流側外周部に外周から直角に突出する円柱状突起からなるピンフィン列155Pを配置する。ピンフィン列155Pは、貫通部材上流側の熱遮蔽部材部分155Uに設けられるフィンリング溝155bよりも冷却空気との間の熱伝達率が大きいため、貫通部材下流側部分では熱遮蔽部材の冷却能力が増大し、貫通部材の存在により貫通部材下流側の熱遮蔽部材壁面に燃焼ガスの渦が発生して局所的に壁面の熱負荷が増大した場合でも熱遮蔽部材壁面温度の局所的上昇が防止される。
請求項(抜粋):
燃焼室を構成する内部空間を有する円筒状の内筒と、前記内筒の内面に全周にわたって取り付けられ、内部を軸線方向に燃焼ガスが流れる円筒状の燃焼室壁を構成する熱遮蔽部材と、前記熱遮蔽部材と内筒との間を内筒軸線方向に流れる冷却空気と前記熱遮蔽部材との間の熱交換を促進する熱交換手段と、前記内筒と前記熱遮蔽部材とを貫通して内筒外部から燃焼室内に開口する管状の貫通部材とを備えたガスタービン燃焼器壁面冷却構造であって、前記熱交換手段は、前記貫通部材の燃焼ガス流れ方向下流側部分での冷却空気と熱遮蔽部材との間の熱伝達率が、前記貫通部材の燃焼ガス流れ方向上流側での冷却空気と熱遮蔽部材との間の熱伝達率より大きくなるように設定されていることを特徴とする、ガスタービン燃焼器壁面冷却構造。

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