特許
J-GLOBAL ID:200903039697438997

動きベクトル検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 幸男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-348641
公開番号(公開出願番号):特開平7-203457
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年08月04日
要約:
【要約】【目的】 差の絶対値累積処理を並列に実行することで、演算のための信号のバッファを小さくし、処理の高速化を図る。【構成】 注目画像メモリ11に注目画像ブロックを格納し、探索領域メモリ12に探索領域の画像信号を格納して、それぞれ1ラインごとに取り出してシフトさせながら比較する。これにより、探索領域に対してライン方向に取ることができる参照画像ブロックの数と同数の差の絶対値累積器16-1〜16-(2r+1)によって、一挙に複数箇所での比較による累積値を得る。このような処理を繰り返せば、注目画像ブロックや探索領域を構成する画像信号を記憶するためのメモリ容量を十分少なくし、差の絶対値累積器を最小限の数だけ用意して、動ベクトル検出のための演算処理が実行できる。
請求項(抜粋):
動画像フレームの一部を構成する注目画像ブロックと最も差分の少ない画像ブロックが、時間軸方向に見て異なる時点の動画像フレーム内に設定された探索領域中のどの位置にあるかを検出して、動きベクトルを得るものであって、前記注目画像ブロックの画像信号を格納する注目画像メモリと、前記探索領域の画像信号を格納する探索領域メモリと、前記探索領域のライン方向に取ることができる参照画像ブロックの数以下の数だけ並列配置され、入力信号の差の絶対値を累積する差の絶対値累積器と、前記差の絶対値累積器の各出力を受け入れて、それらの最小値を判定し、その最小値を示した時の参照画像ブロックの位置情報から動きベクトルを得る最小値判定部とを備え、前記差の絶対値累積器はそれぞれ、前記注目画像ブロックの1ラインを構成する画像信号中から1個の画像信号を選択して一斉に受け入れるともに、前記探索領域の対応する1ラインから、前記参照画像ブロックと同数の、連続した画像信号をそれぞれ受入れて、両者の差の絶対値を演算し、続いて、前記注目画像ブロックの1ラインを構成する画像信号中から直前に選択した画像信号に隣接する1個の画像信号を選択して一斉に受け入れるともに、前記探索領域の対応する1ラインから、直前に受け入れた画像信号からライン方向に1個分シフトした連続した画像信号をそれぞれ受入れて、両者の差の絶対値を演算し、直前に求めた差の絶対値に加算し、同様の処理を繰り返して前記差の絶対値の累積結果を得ることを特徴とする動きベクトル検出装置。
IPC (2件):
H04N 7/32 ,  G06T 7/20
FI (2件):
H04N 7/137 Z ,  G06F 15/70 410

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