特許
J-GLOBAL ID:200903039707254016

駐車ロック装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-284831
公開番号(公開出願番号):特開平9-123882
出願日: 1995年11月01日
公開日(公表日): 1997年05月13日
要約:
【要約】【課題】 輪止め部材の起立高さに拘らず常に略一定のブレーキ力が得られるとともに、輪止め部材を倒伏させる際に異物を強固に噛み込むことがない簡単な構造の駐車ロック装置を提供する。【解決手段】 DCモータ50から輪止め部材20までの動力伝達経路に、起立時に所定のクラッチトルクで動力伝達を行う捩りコイルスプリング式の一方向クラッチ52を配設するとともに、その一方向クラッチ52よりも輪止め部材20側の第3平歯車88に噛み合わされた第2平歯車82に、倒伏側への回動を所定のブレーキトルクで阻止する捩りコイルスプリング式の一方向ブレーキ58を配設した。
請求項(抜粋):
略水平となって車輪の通過を許容する倒伏位置と、先端部が上方へ突き出して車輪の通過を阻止する起立位置との間の往復移動可能に配設された輪止め部材と、出力軸を正逆両方向へ回動させる駆動手段と、クラッチドラムと、該クラッチドラムと同心に配設されて該クラッチドラムの円筒面に自身のばね力で密着させられる捩りコイルスプリングとを備えて、前記駆動手段と前記輪止め部材との間の動力伝達経路に介在させられ、該輪止め部材を前記倒伏位置から前記起立位置へ移動させる前記出力軸の正回動時には、前記捩りコイルスプリングが締まり勝手となり、該捩りコイルスプリングと前記クラッチドラムとの間の摩擦力により該駆動手段側から該輪止め部材側へ所定のクラッチトルクで動力伝達を行うとともに、該クラッチトルクを越える過負荷が生じた場合には、該捩りコイルスプリングとクラッチドラムとの間で滑りが生じて相対回動を許容する一方、逆方向の相対回動時の動力伝達は略零である一方向クラッチと、ブレーキドラムと、該ブレーキドラムと同心に配設されて該ブレーキドラムの円筒面に自身のばね力で密着させられる捩りコイルスプリングとを備え、該ブレーキドラムおよび捩りコイルスプリングの一方が位置固定に配設されるとともに、他方が前記輪止め部材の移動に伴って中心線まわりに回動させられるように、動力伝達上において前記一方向クラッチよりも該輪止め部材側に配設され、該輪止め部材の前記倒伏位置から起立位置側への移動は該捩りコイルスプリングが緩み勝手となって許容するが、該輪止め部材の該起立位置から倒伏位置側への移動は、該捩りコイルスプリングが締まり勝手となって前記ブレーキドラムとの間の摩擦力により所定のブレーキトルクで阻止するとともに、該ブレーキトルクを越える過負荷が生じた場合には、該捩りコイルスプリングとブレーキドラムとの間で滑りが生じて該輪止め部材の該倒伏位置側への移動を許容する一方向ブレーキと、前記輪止め部材が所定の付勢力に従って前記起立位置から倒伏位置へ移動することを許容するように、前記一方向ブレーキの捩りコイルスプリングの自由端を緩み側へ変位させるブレーキ解除手段とを有することを特徴とする駐車ロック装置。
IPC (2件):
B60T 3/00 ,  E04H 6/42
FI (2件):
B60T 3/00 ,  E04H 6/42 G

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