特許
J-GLOBAL ID:200903039753135803

スライディングカテーテル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 均 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-120146
公開番号(公開出願番号):特開平8-308932
出願日: 1995年05月18日
公開日(公表日): 1996年11月26日
要約:
【要約】【目的】 体腔内狭窄部に容易に挿入でき、かつ狭窄部の拡張を単独で効果的に行うことができるスライディングカテーテルを提供すること。【構成】 スライディングカテーテル2の筒状バルーン膜8が繊維46で補強された樹脂製薄膜で構成してある。繊維としては、高強度の極細繊維が好ましく、有機繊維または無機繊維のいずれでも良い。繊維は、バルーン膜8を構成する樹脂製薄膜内に完全に埋没するように、ベース樹脂40と被覆樹脂46との間に積層しても良いが、バルーン膜8の表面に露出していても良い。ただし、血栓の発生防止を図るためと、反転繰り出しの容易性を向上させるためとには、繊維46はバルーン膜8内に完全に埋没していることが好ましい。ベース樹脂40と被覆樹脂46とは、同一材質でも良いが、異なる材質であっても良い。
請求項(抜粋):
カテーテル管とスライド体と筒状バルーン膜とを有するスライディングカテーテルであって、(a )カテーテル管は遠位端から近位端までを連通するルーメンを有する管であり、(b )スライド体はカテーテル管のルーメン内を長軸方向移動自在に装着される長手状体であり、(c )筒状バルーン膜は繊維が埋設された樹脂製薄膜で形成されてなり、(d )該筒状バルーン膜はバルーン膜の第1開口端部がスライド体の遠位端に接合され、バルーン膜の第2開口端部がカテーテル管のルーメンの遠位端開口部に接合されてなることを特徴とする、前記カテーテル管、前記筒状バルーン膜および前記スライド体で形成される空間に圧力流体を封入しスライド体を軸方向に移動することにより前記筒状バルーン膜が前記カテーテル管の遠位端内部から反転しながら繰り出されるスライディングカテーテル。

前のページに戻る