特許
J-GLOBAL ID:200903039770184923

自動車用空気調和装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八田 幹雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-182587
公開番号(公開出願番号):特開平8-040050
出願日: 1994年08月03日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【目的】 急速暖房性能を有する一方、エネルギー効率および生産性に優れた自動車用空気調和装置を提供すること。【構成】 暖房運転の初期は、コンプレッサ10から吐出された冷媒を、三方弁18、温水放熱器16及び三方弁19を経由しリキッドタンク12に導入して貯留冷媒を蒸発させて循環冷媒量を増加させて、空気調和用空気の加熱に使用する冷却水の昇温を促進させる一方、前記循環冷媒が所定圧力に達したことをセンサーS2を介しコントローラー17が検出すると、前記三方弁19及び弁22を切り替えて絞り弁21を経由する冷媒循環ラインを形成し前記リキッドタンクを前記冷媒循環ラインから切り離し前記リキッドタンク12での放熱損失を抑制し、前記循環冷媒が所定上限温度及び圧力に達したことをコントローラー17が検出すると、前記三方弁18を切り替えて、過剰な冷媒をコンデンサ11に放出する。
請求項(抜粋):
冷媒を圧縮するコンプレッサ、圧縮された前記冷媒を凝縮するコンデンサ、凝縮された前記冷媒を貯留するリキッドタンク及び、貯留された前記冷媒を蒸発させ調和用空気を冷却あるいは除湿するエバポレータを連通し形成した冷媒循環回路及び、冷却水でエンジンを冷却するウォータジャケット及び、該ウォータジャケットに対し並列に設けられ昇温した前記冷却水を冷却するラジエータ及び昇温した前記冷却水で冷却あるいは除湿された前記空気調和用空気を昇温させるヒータコアを連通し形成した冷却水循環回路を有する自動車用空気調和装置において、前記冷却水と前記冷媒の間で熱交換をする熱交換手段、前記コンプレッサで圧縮された前記冷媒を、前記コンデンサと前記熱交換手段のいずれか一方または双方に導入し得る第1ライン切換手段、前記コンプレッサの出口圧力、入口圧力あるいは温度を検出する検出手段、前記熱交換手段で熱交換された前記冷媒を、前記リキッドタンクあるいは前記コンプレッサに導入し得る第2ライン切換手段、前記リキッドタンクに貯留されている冷媒を前記冷媒循環回路に導入し得る第3ライン切換手段、前記エバポレータを経由し前記リキッドタンクから前記コンプレッサに至る冷媒回路を開閉し得る第4ライン切換手段、及び、前記検出手段により検出された前記コンプレッサの出口圧力、入口圧力あるいは温度に基づいて、前記ライン切換手段を制御し得る制御手段を設け、暖房運転の際は、前記第4ライン切換手段により前記エバポレータを経由し前記リキッドタンクから前記コンプレッサに至る冷媒回路を閉鎖し、前記熱交換手段を経由し前記コンプレッサに戻る冷媒回路を形成し、該冷媒回路を循環している冷媒量が過剰な場合は、前記第1ライン切換手段及び前記コンデンサを経由し前記リキッドタンクに過剰な冷媒を放出し、循環している冷媒量が不足している場合は、第2ライン切換手段と前記リキッドタンクと第3ライン切換手段とを経由し前記リキッドタンクに貯留されている冷媒を該冷媒回路に放出し該冷媒回路を循環する冷媒量を調整することを特徴とする自動車用空気調和装置。
IPC (3件):
B60H 1/22 ,  B60H 1/00 101 ,  B60H 1/32 102

前のページに戻る