特許
J-GLOBAL ID:200903039788497198

トラック搭載型クレーン

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-204402
公開番号(公開出願番号):特開2000-016762
出願日: 1998年07月03日
公開日(公表日): 2000年01月18日
要約:
【要約】【目的】 旋回ポスト7の上端部に起伏自在に取り付けた伸縮ブーム8を、格納状態で車幅方向に向け先端下がりにして車幅内に収容するよう構成したトラック搭載型クレーンは、クレーン作業時の作業懐を確保するために旋回ポスト8の高さを高くする必要があったが、あまり高くしすぎると格納姿勢まで高くなり車両の走行移動に支障を来すという問題があった。【構成】 旋回ポスト7の上端部に起伏支点軸10を介して伸縮ブーム8を起伏自在に取り付けるにあたり、伸縮ブーム8の基端部に、伸縮ブーム8の腹面8a側へ延出した左右一対の側板9a,9aで構成される基端ブラケット9を取り付け、この基端ブラケット9の伸縮ブーム8腹面8a側への延出端部に、起伏支点軸10を設けた。更に基端ブラケット9の腹面8a側への延出量を、起伏支点軸10と腹面8a間に油圧駆動ウインチ14のウインチドラム14aを収容できるに足る量として、この基端ブラケット10の延出量により伸縮ブーム8を起仰させた状態における作業懐を確保するようにした。
請求項(抜粋):
車両1の運転室2と荷台3間のシャーシフレーム4に横架して取り付けられその両側にジャッキ6,6を備えた基台5、基台5上に旋回駆動自在に立設した旋回ポスト7、旋回ポスト7の上端部にその基端部に設けた基端ブラケット9を水平な起伏支点軸10を介して起伏自在に取り付けた伸縮ブーム8、伸縮ブーム8を前記起伏支点軸10まわりで起伏駆動する起伏シリンダ11であってその下端部を下端支点軸12を介して旋回ポスト7の下端部にその上端部を上部支点軸13を介して前記基端ブラケット9にそれぞれ連結した起伏シリンダ11、及び伸縮ブーム8の先端部に吊下した吊具15を巻上巻下駆動する油圧駆動ウインチ14を備えてなり、前記基台5に対する旋回ポスト7の旋回駆動自在な取り付け位置を、旋回ポスト7の旋回中心Oが車両1の幅方向中心よりも車幅一側に偏寄った位置としたトラック搭載型クレーンであって、伸縮ブーム8の先端部が車両1の幅方向他側に向くよう旋回ポスト7を旋回して伸縮ブーム8を縮小倒伏した格納姿勢においては、伸縮ブーム8が先端下がりとなって当該伸縮ブーム8の先端部が車幅内に納まるよう構成したトラック搭載型クレーンにおいて、前記基端ブラケット9を、伸縮ブーム8腹面側に延出した左右一対の側板で構成し、これら左右一対の側板の延出端部を前記起伏支点軸10を介して前記旋回ポスト7の上端部に起伏自在に連結すると共に、左右一対の側板の延出前縁部適所を前記上部支点軸13を介して前記起伏シリンダ11の上端部に連結し、且つ基端ブラケット9の伸縮ブーム8腹面側への延出量を、伸縮ブーム8の腹面8aあるいは腹面8aの延長線pと前記起伏支点軸10との間であって前記左右一対の側板間に、油圧駆動ウインチ14のウインチドラムを収容するドラム収容空間16を確保するに足る量とし、前記油圧駆動ウインチ14を、そのウインチドラムが前記ドラム収容空間16に位置し且つ当該ウインチドラムが基端ブラケット9の延出後縁から突出しないようにして、基端ブラケット9に取り付け、更に、前記基端ブラケット9は、その延出後端縁の少なくとも一部が前記格納姿勢においてトラック搭載型クレーンの最高位を画定する略水平な水平後縁部を備えており、前記起伏支点軸10は、その前記水平後縁部または当該水平後縁部の延長線に対する鉛直距離が伸縮ブーム腹面8aまたは腹面8aの延長線pに対する鉛直距離よりも小さな位置で、基端ブラケット9の延出端部に配置されていることを特徴とするトラック搭載型クレーン。
Fターム (8件):
3F205AA08 ,  3F205CA03 ,  3F205CB01 ,  3F205CB02 ,  3F205DA04 ,  3F205FA01 ,  3F205JA01 ,  3F205KA10

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