特許
J-GLOBAL ID:200903039801463290

低歪増幅回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-304437
公開番号(公開出願番号):特開平10-145147
出願日: 1996年11月15日
公開日(公表日): 1998年05月29日
要約:
【要約】【課題】 回路構成の簡単な低歪増幅回路を提供する。【解決手段】 共振回路3、6は入力信号周波数fmの2倍の共振周波数を有し、共振回路4、7はfmの3倍の共振周波数を有する。増幅器5から出力された2倍高調波成分は共振回路6を通過して負荷回路12に入力され、3倍高調波成分は共振回路7を通過して負荷回路13に入力される。負荷回路12は2倍高調波成分を遅延して共振回路6に反射し、負荷回路13は3倍高調波成分を遅延して共振回路7に反射する。上記の遅延時間を増幅器5からの高調波成分と共振回路6および7から戻る高調波成分とが逆相となるように設定し、歪成分を相殺させる。また、増幅器5の入力側に流出した2倍高調波成分は共振回路3と負荷回路10により、また3倍高調波成分は共振回路4と負荷回路11によりそれぞれ増幅器5の発生歪成分が最小となるように増幅器5に再注入される。
請求項(抜粋):
入力信号を増幅するための増幅器と、直列接続した第1のコンデンサと第1のコイルからなり、一端を前記増幅器の入力端子に接続した第1の共振回路と、前記第1の共振回路の他端に接続する第1の負荷回路と、直列接続した第2のコンデンサと第2のコイルからなり、一端を前記増幅器の入力端子に接続した第2の共振回路と、前記第2の共振回路の他端に接続する第2の負荷回路と、直列接続した第3のコンデンサと第3のコイルからなり、一端を前記増幅器の出力端子に接続した第3の共振回路と、前記第3の共振回路の他端に接続する第3の負荷回路と、直列接続した第4のコンデンサと第4のコイルからなり、一端を前記増幅器の出力端子に接続した第4の共振回路と、前記第4の共振回路の他端に接続する第4の負荷回路とを有し、前記第1および第3の共振回路の共振周波数は、前記入力信号周波数の2倍の周波数であり、前記第2および第4の共振回路の共振周波数は、前記入力信号周波数の3倍の周波数であり、前記各負荷回路は、対応する共振回路を通過してきた信号成分を所定時間遅延させて反射することを特徴とする低歪増幅回路。
IPC (2件):
H03F 1/32 ,  H03F 3/189
FI (2件):
H03F 1/32 ,  H03F 3/189

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