特許
J-GLOBAL ID:200903039806396183

超音波流量計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 篠部 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-196665
公開番号(公開出願番号):特開2003-014515
出願日: 2001年06月28日
公開日(公表日): 2003年01月15日
要約:
【要約】【課題】測定対象の流体を媒質として対の超音波振動子に超音波を授受させ超音波伝播時間τxを計測して流量を求める超音波流量計を、低消費電力で小型化が必要なガスメータに組込めるように、超音波受信信号2d内の細かい振動波の振動半波毎の配列上の特定位置にある振動半波(本例では先頭半波を第1波とする第5波)のゼロクロス点q5xを、受信信号2dに流量変動による振幅変動があっても、伝播時間τxの終端として常に確実に検出して正確な伝播時間、従って正確な流量を求める。【解決手段】受信信号2dの振幅変化が無視できる短い送信間隔Tsで2回超音波送信を行い、1回目の受信信号2dから信号2dの負側ピーク値Vpeakを検出し、Vpeakに比例して可変閾値電圧Vtrgを生成し、2回目の受信信号2dと閾値電圧Vtrgとの交点c5xで第5波の振動半波を確実に最初に検出し、そのゼロクロス点q5xを検出して伝播時間τxを求める。
請求項(抜粋):
流量測定対象の流体を流す測定管に沿い、または該測定管内に該流体を媒質として超音波を授受する少なくとも2つの超音波振動子を備え、該超音波振動子のうちの送信側となる振動子に励振パルスを与えたのちに、前記超音波振動子のうちの受信側となる振動子を介して得られ、連続する複数サイクルの振動波からなる電気信号としての超音波受信信号の先頭側の波形部分における、振幅が半波毎に漸増する各振動半波のうち、この各振動半波の配列内において予め定められた位置を占める振動半波(以下特定振動半波という)を、予め設定される閾値レベルを振幅が最初に上回る振動半波として検出し、前記超音波受信信号が自身の基線レベルと交わる時点としてのゼロクロス時点のうち、前記特定振動半波の後端のゼロクロス時点以後の所定のゼロクロス時点を検出し、この所定のゼロクロス時点を当該超音波受信信号に関わる超音波送信の伝搬時間の終端時点とし、少なくとも該伝搬時間を前記流体の流量の計測に用いる超音波流量計において、前記特定振動半波を検出する超音波送信に先立ち、前記送信側振動子に励振パルスを与え、これにより前記受信側振動子を介して得られる超音波受信信号を用いて前記閾値レベルを生成し、該閾値レベルが前記のように設定されるようにする先行送信・閾値生成手段を備えたことを特徴とする超音波流量計。
Fターム (1件):
2F035DA23
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平1-100414
  • 特開平1-100414
  • 超音波流量計
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-119436   出願人:松下電器産業株式会社

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