特許
J-GLOBAL ID:200903039818971094

燃料集合体及び制御集合体の部品用の耐摩耗性コーティング及び耐摩耗性コーティングの形成法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-514124
公開番号(公開出願番号):特表平8-500187
出願日: 1993年08月12日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】予めガラス(54)と混合されたセラミック物質(52)でなる原子炉燃料集合体又は制御集合体の部品用の耐摩耗性コーティング(50)。該コーティングは、摩擦又は擦過によって最大の摩耗を受ける原子炉容器の部品、その一部分に付着される。原子炉の金属部品の表面に、ダイヤモンド、金属窒化物、又はセラミック物質及びガラスの複合体から形成された耐摩耗性コーティングを被覆することによる原子炉の金属部品の一部の耐摩耗性を増大させる方法も開示される。
請求項(抜粋):
1 原子炉容器の燃料集合体又は制御集合体の部品において、金属表面及び該表面に担持されたガラス中に分散されたセラミック物質でなるコーティングを包含してなり、前記セラミック物質が前記ガラスによって前記金属表面に結合され、前記ガラスが前記金属表面の熱膨張率とほぼ等しい熱膨張率を有するものであることを特徴とする、部品。2 請求項1記載のものにおいて、前記セラミック物質が、前記金属表面の熱膨張率とほぼ等しい熱膨張率を有するものである、部品。3 請求項1記載のものにおいて、前記セラミック物質がジルコンである、部品。4 請求項1記載のものにおいて、前記セラミック物質がアルミナで分散強化されたジルコニア粉末である、部品。5 請求項4記載のものにおいて、前記セラミック物質がアルミナ約10重量%以下を含有するものである、部品。6 請求項2記載のものにおいて、前記セラミック物質がアルミナで分散強化されたジルコニア粉末である、部品。7 請求項6記載のものにおいて、前記セラミック物質がアルミナ約10重量%以下を含有するものである、部品。8 請求項1記載のものにおいて、前記ガラスが、ホウ酸カルシウム亜鉛、アルミノケイ酸カルシウムマグネシウム、及びホウケイ酸ナトリウムでなる群から選ばれる物質によって実質的になるものである、部品。9 請求項1記載のものにおいて、前記金属表面がジルコニウム合金、ステンレス鋼又はインコネルでなる、部品。10 原子炉の部品の金属表面に形成される耐摩耗性コーティングにおいて、該コーティングがガラス中に分散したセラミック粒でなり、前記セラミック粒及びガラスが、ジルコニウム合金表面の熱膨張率とほぼ等しい熱膨張率を有するものである、耐摩耗性コーティング。11 請求項10記載のものにおいて、前記セラミック物質がジルコンである、耐摩耗性コーティング。12 請求項11記載のものにおいて、前記セラミック物質がアルミナで分散強化されたジルコニア粉末である、耐摩耗性コーティング。13 請求項12記載のものにおいて、前記セラミック物質がアルミナ約10重量%以下を含有するものである、耐摩耗性コーティング。14 原子炉の金属部品の耐摩耗性を増大させる方法において、前記部品の表面上に耐摩耗性コーティングを形成させ、この耐摩耗性コーティングがダイヤモンド、金属窒化物及びセラミック物質及びガラスの複合体の少なくとも1つでなるものである、耐摩耗性の増大法。15 請求項14記載の方法において、前記部品を温度300〜400°Cに予熱すると共に、前記コーティングの形成を、セラミック物質及びガラスの粒の混合物を、ガラス粒が半溶融状に変換し、セラミック粒が非溶融状のままである状態で溶射することによって行う、耐摩耗性の増大法。16 請求項15記載の方法において、さらに、つづいて前記コーティングの外表面を食刻してガラス物質を除去し、実質的にセラミック物質でなる露出した外表面を形成させる工程を包含する、耐摩耗性の増大法。17 請求項16記載の方法において、セラミック物質及びガラスを、ガラスによりセラミック物質を部品に結合させるに充分な割合で混合する、耐摩耗性の増大法。18 請求項14記載の方法において、コーティングの形成を、部品上に厚さ約1ミクロンの層としてダイヤモンド粒を付着させることによって行う、耐摩耗性の増大法。19 請求項14記載の方法において、コーティングが本質的にダイヤモンドでなる、耐摩耗性の増大法。20 請求項14記載の方法において、コーティングが本質的にセラミック物質及びガラスの複合体でなる、耐摩耗性の増大法。
IPC (6件):
G21D 1/00 ,  C04B 41/85 ,  C23C 4/10 ,  C23C 30/00 ,  G21C 3/06 ,  G21C 3/34
FI (3件):
G21D 1/00 W ,  G21C 3/34 Y ,  G21C 3/06 B
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭58-163820
  • 特開昭60-071597
  • 特開平1-139753
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