特許
J-GLOBAL ID:200903039834752955

極細繊維よりなる不織布の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 奥村 茂樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-359634
公開番号(公開出願番号):特開平5-186946
出願日: 1991年12月30日
公開日(公表日): 1993年07月27日
要約:
【要約】【目的】 柔軟性に優れた不織布の製造方法を提供する。【構成】 まず、繊度2〜12デニールの分割型二成分系複合連続単糸を準備する。この複合連続単糸は、繊維形成性重合体Aと、該重合体Aに対し非相溶性の繊維形成性重合体Bとよりなる。重合体Aの融点は、重合体Bの融点よりも30〜180°C低い。この複合連続単糸を集積させた繊維集積体の所定の部位に熱を付与する。これによって、重合体Aを溶融固化させて、複合連続単糸相互間を融着し、融着部位を形成する。得られた不織シートに、伸長処理を施す。伸長処理の条件は、1+0.001E<ST<1+0.01Eなる式を満足するようにして行なう。但し、この式中、Eは不織シートの最大引張伸度(%)を表わし、STは不織シートの伸長比を表わす。伸長処理によって、融着部位以外の部位において、割繊繊維A及びBが発現し、それらが実質的に三次元交絡していない不織布が得られる。
請求項(抜粋):
繊維形成性重合体Aと、該重合体Aに対し非相溶性で且つ該重合体Aの融点よりも30〜180°C高い融点を有する繊維形成性重合体Bとよりなる繊度2〜12デニールの分割型二成分系複合連続単糸を開繊集積させて繊維集積体を得、該繊維集積体の所定の部位に熱を付与して、該重合体Aのみを溶融固化させて該複合連続単糸の相互間を融着させ、融着部位を形成して不織シートを得た後、該不織シートに下記式を満足する伸長比で伸長処理を施し、該融着部位以外に位置する該複合連続単糸を所定の割繊率で分割させ、該重合体Aで構成された極細の割繊繊維Aを発現させると共に、該重合体Bで構成された極細の割繊繊維Bを発現させ、且つ割繊繊維Aと割繊繊維Bとを実質的に三次元交絡させないことを特徴とする極細繊維よりなる不織布の製造方法。記1+0.001E<ST<1+0.01E[但し、式中、Eは不織シートの最大引張伸度(%)を表わし、STは不織シートの伸長比を表わすものである。]
IPC (5件):
D04H 1/42 ,  B29C 65/08 ,  D04H 1/22 ,  D04H 1/54 ,  D06C 23/04

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