特許
J-GLOBAL ID:200903039865827791

織成支承テープとこれに織り込まれた閉鎖噛合部材列を有するスライドファスナー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田代 烝治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-158045
公開番号(公開出願番号):特開平5-184414
出願日: 1992年06月17日
公開日(公表日): 1993年07月27日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 スライドファスナーの屈曲抵抗および結合解離耐性を改善し、横方向引張り強さおよび座屈強さに悪影響を及ぼすことなく、ファスナー両半部の縫い合わせる際に生じがちな相互間のずれに対する代償作用をもたらすこと。【構成】 複数本の経糸ヤーン31-33、31-34を有する第1結束経糸ヤーン配列は、その各ヤーンが常に支承テープ1の二重緯糸4下方で係合し、少なくとも2個の噛合部材5上を越えて、噛合部材5およびその下方に在る二重緯糸4下方で係合するように配列されており、また少なくとも1本の結束経糸ヤーン35を有する第2結束経糸ヤーン配列も、二重緯糸4上、両噛合部材5の間において係合し、二重緯糸4を下方に有する噛合部材5下方において係合するよう配列される。
請求項(抜粋):
経糸と、連続する基礎緯糸ダブルピックヤーンから成る隣接二重緯糸とから織成される支承テープおよびプラスチックモノフィラメントから成る噛合部材列を有し、噛合部材列半部がプラスチックモノフィラメントで形成され、かつファスナー平面上で互いに上下に配列されたアーム部分、噛合ヘッド部分および裏面連結部分から成る噛合部材を有する連続織成螺旋状体と、ファスナー平面上で噛合部材下方、両噛合部材間に、プラスチックモノフィラメントと係合することなく配置された連続基礎ヤーンの二重緯糸とを有し、支承テープ経糸ヤーンの若干のものが結束経糸ヤーンとして噛合部材上方に展張され、二重緯糸が両噛合部材上方アーム部分近くで少なくとも1本の結束経糸ヤーンにより、基礎緯糸強化ループとして、両噛合部材間において隆起せしめられているスライドファスナーであって、(a)複数本の結束経糸ヤーン(31-33、31-34)を有する第1結束経糸ヤーン配列が、その各ヤーンが常に支承テープ(1)の二重緯糸下方、少なくとも2個の噛合部材(5)上方に展張され、次いで噛合部材(5)およびその下方に在る二重緯糸(4)下方に展張されるように配列されており、かつ(b)少なくとも1本の結束経糸ヤーン(35)を有する第2結束経糸ヤーン配列が、その経糸ヤーンが支承テープ(1)の二重緯糸上方、両噛合部材(5)間において展張され、次いで二重緯糸(4)を下方に有する噛合部材(5)下方に展張されるように配列され、この第2結束経糸ヤーン配列の結束経糸ヤーン(35)も、第1結束経糸ヤーン配列の結束経糸ヤーン(31-33、31-34)が二重緯糸ヤーン(4)と共にその下方に展張されている同じ噛合部材(5)の下方に展張されていることを特徴とするスライドファスナー。

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