特許
J-GLOBAL ID:200903039888938469

安定性を強化したシャフト取付機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江上 達夫 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-569159
公開番号(公開出願番号):特表2003-528271
出願日: 2001年03月08日
公開日(公表日): 2003年09月24日
要約:
【要約】シャフト(S)は、ハウジング(H、J)内で二列円錐ころ軸受(B、C)上で回転し、前記ハウジングが軸受の金属よりも著しく熱膨張係数の大きい軽量金属で形成されているにもかかわらず、全ての温度で極めて安定している。これを実現するため、前記ハウジングは、円筒面(18、102)及び該円筒面から外側に向かってラッパ状に広がってハウジングの一面から開いた円錐面(20、104)により規定された穴部(16、100)を有する。前記軸受は、前記シャフトを囲む二つのコーン(30、32)と、前記ハウジングの穴部にはめ込まれる単体又はダブルカップ(34、116)と、前記コーンとカップとの間に2列に配列された複数の円錐ころ(36)とを備える。前記ダブルカップはその外部に前記ハウジング穴部の円筒面に適合する円筒面(58、118)を有し、前記ハウジング穴部の円錐面に面する傾斜面(64、124)を有したフランジ(60、120)を備える。加えて、前記カップは、その円筒面から軸方向に突出し、前記ハウジング上で前記穴部の円筒面末端にあるナット(66、106)と噛み合うねじ端部(62、122)を備える。前記ナットは、前記カップフランジの傾斜面を、前記ハウジング穴部の円錐面に対してぴったりと引き寄せる。温度が上昇すると、前記ハウジングは軸方向に膨張し、前記フランジがより密着してハウジングの円錐面に対して着座することになる。従って、前記ハウジング穴部の円筒面は、前記ハウジング上の円筒面に関して拡大するにもかかわらず、前記カップは前記ハウジング内に、半径方向にも軸方向にも、しっかり位置付けられたままとなる。
請求項(抜粋):
軸を基準に回転するシャフトの取付機構であって、 中心が前記軸に沿っており、少なくとも一部が前記軸に対して傾斜した第1面によって規定された穴部を有するハウジングと、前記シャフトを前記ハウジング内で支持する転がり軸受とを備え、 前記軸受は、前記穴部内に配置され、前記ハウジングを形成する材料よりも熱膨張係数の低い材料から形成された外輪を有し、 前記外輪は、前記軸に対して傾斜し、前記ハウジングの第1面と面する第2面を有し、 前記外輪は、前記ハウジングが軸方向に前記外輪よりも膨張したとき、前記第1面は前記第2面に密着するように前記穴部内に固定され、 前記外輪は、前記軸に向かって内向き存在する軌道を備え、 前記軸受は、前記外輪の内側に配置され、前記外輪の軌道に向かって前記軸に対して外向きに存在する軌道を備える内輪を有し、 前記軸受は、前記外輪及び内輪の軌道間に一列に配列された複数の転がり要素を有し、 前記軸に対して傾斜している前記第1面及び前記第2面のうち少なくとも1つは、前記第1面から前記第2面に作用する力が前記外輪を前記軸に対して半径方向の固定位置に保持する働きを有するように形成されることを特徴とする取付機構。
IPC (2件):
F16C 19/38 ,  F16C 35/067
FI (2件):
F16C 19/38 ,  F16C 35/067
Fターム (14件):
3J017AA05 ,  3J017DA01 ,  3J017DA02 ,  3J017DB02 ,  3J101AA16 ,  3J101AA25 ,  3J101AA32 ,  3J101AA43 ,  3J101AA54 ,  3J101AA62 ,  3J101BA55 ,  3J101FA06 ,  3J101FA34 ,  3J101GA02

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