特許
J-GLOBAL ID:200903039933789666

トリアルコキシシランの直接合成における界面活性添加剤の使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 斉藤 武彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-278643
公開番号(公開出願番号):特開平11-116581
出願日: 1997年10月13日
公開日(公表日): 1999年04月27日
要約:
【要約】【課題】 トリアルコキシシランの直接合成を効率的に行なう。【解決手段】 溶媒、ケイ素金属及び銅触媒前駆体を含むスラリーに疎水化シリカと所定のシロキサンからなる界面活性剤を加え、触媒前駆体を活性化し、次いでケイ素金属とアルコールとの反応を行なう。
請求項(抜粋):
式HSi(OR)3 、但しRは1〜6の炭素原子をもつアルキル基である、で示されるトリアルコキシシランの製造法において、(a)界面活性剤とハロゲンを含有せず且つ銅をもつ触媒前駆体の存在下に熱的に安定な溶媒にケイ素金属を懸濁させ、(b)該触媒前駆体を活性化して工程(c)の反応用の触媒を生じさせ、そして(c)該ケイ素金属を工程(b)で生成した触媒の存在下に式ROHで示されるアルコールと反応させて該アルコキシシランを形成せしめると共に、該界面活性添加剤が(i)(A)0.2〜5ミクロンの平均粒径及び50〜400m2 /gの比表面積をもつ疎水化したシリカ粒子と(B)一般式R”3 Si-(SiR”2 O)a -SiR”3 で示される化合物、一般式(R”2 SiO)2 で示される環状化合物、一般式で示される枝分かれしたオリゴマーもしくはポリマー及びそれらの混合物からなる群から選ばれるオルガノポリシロキサン、但しR”は独立にC1 〜C20アルキル、フェニル、アルキル置換フェニル、シクロアルキル、又はアルキル置換シクロアルキルであり、a,b,k,r及びsは0より大きく且つ該オルガノポリシロキサンの基準沸点が直接合成スラリーの温度より少なくとも10°C高い値を示すものである、の(A):(B)の重量比が1:99-99:1の混合物、又は(ii)一般式XR’2 SiO-(SiR’2 O)k -SiR’2 Xで示される化合物、一般式(R’2 SiO)n で示される環状化合物、一般式で示される枝分かれしたオリゴマーもしくはポリマー及びそれらの混合物からなる群から選ばれるオルガノフルオロシロキサン、但しR’はR”と同じ定義をもつが少なくとも1のR’基はフッ素で全体又は一部が選択されており、XはR’と同じ定義をもつか又は所望により8以下の炭素原子をもつアルキル基であり、そしてk,r及びsは正の数であり、nはPより大きい整数であり、そしてk,n,r及びsの値は該オルガノフルオロシロキサンが工程(c)が行なわれるスラリーの温度より少なくとも10°C高い基準沸点をもつものである、からなることを特徴とするトリアルコキシシランの製造法。
IPC (4件):
C07F 7/04 ,  B01J 23/72 ,  B01J 37/16 ,  C07B 61/00 300
FI (4件):
C07F 7/04 H ,  B01J 23/72 Z ,  B01J 37/16 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (2件)

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