特許
J-GLOBAL ID:200903039997837648

廃棄物の溶融処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 英介 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-004953
公開番号(公開出願番号):特開2001-201022
出願日: 2000年01月13日
公開日(公表日): 2001年07月27日
要約:
【要約】【課題】 直接型ガス化溶融炉における運転費の増大の問題を解決する廃棄物の溶融処理方法を提供すること。【解決手段】 直接型ガス化溶融炉の頂部から廃棄物と固体燃料及び石灰石を装入して堆積層を形成し、炉体底部に設けられた羽口から上記の堆積層下部へ酸素含有ガスを吹き込んで固体燃料を燃焼させ、その燃焼熱によって廃棄物中の灰分や不燃物は溶融スラグとして炉体底部へ沈降させて排出し、廃棄物中の可燃物は堆積層上部空間から外部へ可燃性ガスとして排出させる廃棄物の溶融処理方法において、(a)上記固体燃料として少なくともペトコークを一構成物として使用すること、(b)堆積層上層部に750°C以上の高温粒子との接触・撹拌による熱伝達により石灰石を生石灰(CaO)に熱分解できる領域を形成させること、(c)ペトコークの燃焼に起因して発生するガス中の硫黄酸化物を石灰石の熱分解で生じる生石灰(CaO)と堆積層上部空間を含む高温雰囲気の領域で反応させて硫酸カルシウムの形態で脱硫させること、(d)可燃性ガスは外部燃焼炉にて燃焼し熱回収することを特徴とする。
請求項(抜粋):
直接型ガス化溶融炉の頂部から廃棄物と固体燃料及び石灰石を装入して堆積層を形成し、炉体底部に設けられた羽口から上記の堆積層下部へ酸素含有ガスを吹き込んで固体燃料を燃焼させ、その燃焼熱によって廃棄物中の灰分や不燃物は溶融スラグとして炉体底部へ沈降させて排出し、廃棄物中の可燃物は堆積層上部空間から外部へ可燃性ガスとして排出させる廃棄物の溶融処理方法において、(a)上記固体燃料として石油系コークス(以下ペトコークと称する)を全量又は一部使用すること、(b)堆積層上層部にて750°C以上の高温粒子との接触・撹拌による熱伝達により少なくとも石灰石の一部を生石灰(CaO)に熱分解できる領域を形成させること、(c)ペトコークの燃焼に起因して発生するガス中の硫黄酸化物を石灰石の熱分解で生じる生石灰(CaO)と堆積層上部空間を含む高温雰囲気の領域で反応させて硫酸カルシウムの形態で脱硫させること、(d)可燃性ガスは外部燃焼炉にて燃焼し熱回収することを特徴とする廃棄物の溶融処理方法。
IPC (3件):
F23G 5/00 115 ,  F23G 5/027 ZAB ,  F23G 5/24 ZAB
FI (3件):
F23G 5/00 115 Z ,  F23G 5/027 ZAB Z ,  F23G 5/24 ZAB B
Fターム (13件):
3K061AA16 ,  3K061AB02 ,  3K061AB03 ,  3K061AC01 ,  3K061AC02 ,  3K061BA07 ,  3K061BA10 ,  3K061CA08 ,  3K061DA02 ,  3K061DA03 ,  3K061DB16 ,  3K061FA21 ,  3K061FA25

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