特許
J-GLOBAL ID:200903040023601009

インク噴射装置の駆動方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-220674
公開番号(公開出願番号):特開平9-057960
出願日: 1995年08月29日
公開日(公表日): 1997年03月04日
要約:
【要約】【課題】 駆動周波数よってインク滴噴射速度が変動しにくく、温度によらず印字品質の良好な低コストのインク噴射装置の駆動方法を提示すること。【解決手段】 25°C以下で使用される第1の駆動波形10は、インクを噴射させるための第1のパルス信号Aと、噴射前にインクのメニスカスの後退を抑制するための第2のパルス信号Bとからなる。第1のパルス信号Aの幅Waはインク流路内の圧力波の片道伝播時間Tに一致する。25°C以上で使用される第2の駆動波形20は、インクを噴射させるための第3のパルス信号Cと、噴射後のインク流路内の残存圧力変動を補償するための第4のパルス信号Dとからなる。第3のパルス信号Cの幅Wcは3Tであり、第4のパルス信号Dの幅Wdは1.7Tである。
請求項(抜粋):
インクを噴射するインク室と、そのインク室の容積を増大させてインク室内に圧力波を発生させ、所定時間後、増大状態から容積を減少させて前記圧力波に圧力を加えてインク滴を噴射させるインク噴射装置の駆動方法であって、所定温度以下においては、前記インク室の容積を増大させてインク室内に圧力波を発生させ、インク室内における圧力波の片道伝播時間Tにほぼ一致する所定時間後、インク室の容積を増大状態から減少させてインク滴を噴射する第1のパルス信号の印加前に、前記第1のパルス信号と波高値が同じで、かつパルス幅が異なるインク滴を噴射しない第2のパルス信号を印加し、所定温度以上においては、前記第1のパルス信号と波高値が同じであり、前記インク室の容積を増大させてインク室内に圧力波を発生させ、前記インク室内における圧力波の片道伝播時間Tの約3倍以上であり、かつ前記片道伝播時間のほぼ奇数倍である所定時間後、インク室の容積を増大状態から減少させる第3のパルス信号の印加によりインク滴を噴射した後、前記第1のパルス信号と波高値が同じで、かつパルス幅が異なる第4のパルス信号を印加することとを特徴とするインク噴射装置の駆動方法。
IPC (2件):
B41J 2/045 ,  B41J 2/055
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭63-094854

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