特許
J-GLOBAL ID:200903040030861369

モード同期固体レーザ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-221174
公開番号(公開出願番号):特開2001-077449
出願日: 2000年07月21日
公開日(公表日): 2001年03月23日
要約:
【要約】【課題】 共振器が単純な方法で構成され、300MHzのパルス繰返し周波数で出力が1ワットを越える安定したパルスレーザ光の、回折の影響がほとんど無いモード同期固体レーザの提供。【解決手段】 レーザ共振器は、共振器ミラー8と出力結合ミラー6によって形成され、レーザ媒質1と折り返しミラー7と可飽和吸収体9とレーザポンプ源3,4,5,3’,4’,5’を有する。楕円状のレーザ光プロファイルは、レーザ媒質の楕円状の熱レンズによって除去され、レーザ媒質によって、折り返しミラーにより生成されるプロファイルに対して90°ずれたプロファイルを生成し、レーザ媒質の材料特性と結晶方向と幾何学的な構造上の寸法決定によって、またレーザ媒質におけるポンプ光の強度及び強度分布の選択により、熱レンズの楕円性の度合いを調整し、可飽和吸収体の被照射領域上において、エネルギ密度の分布が可能な限り最も均一に起こるようにする。
請求項(抜粋):
レーザ共振器内にレーザ媒質(1)を含み、レーザ共振器は、共振器ミラー(8)と出力結合ミラー(6)によって形成され、また少なくとも1つの凹面状の折り返しミラー(7)によって折り返しが行われ、レーザ共振器内に可飽和吸収体(9)と少なくとも1つのレーザポンプ源(3、4、5、3’、4’、5’)を有し、このレーザポンプ源のポンプ光によって、レーザ媒質(1)のポンピングが行われ、細長い共振器の長さLは、パルス繰り返し周波数の関数であり、前記パルス繰り返し周波数は、共振器ミラー(8)と出力結合ミラー(6)との間の距離によって決定されるモード同期固体レーザであって、レーザ共振器の折り返された光軸(12)に対する少なくとも1つの凹面折り返しミラー(7)の光軸の傾きによって生じるレーザ共振器内の楕円状のレーザ光プロファイルが、レーザ媒質(1)の楕円状の熱レンズ(11)によって除去され、このレーザ媒質(1)の光学的な作用によって、折り返しミラー(7)によって生成される楕円状のレーザ光プロファイルに対して90°ずれたレーザ光のプロファイルの楕円性を生成し、レーザ媒質(1)の材料の特性、結晶学的な方向および幾何学的な構造上の寸法決定によって、またレーザ媒質(1)におけるポンプ光の強度および強度分布を選択することによって、熱レンズ(11)の楕円性の度合いを調整し、可飽和吸収体(9)の被照射領域上において、エネルギ密度の分布が可能な限り最も均一に起こるようにしてあることを特徴とするモード同期固体レーザ。
IPC (2件):
H01S 3/098 ,  H01S 3/113
FI (2件):
H01S 3/098 ,  H01S 3/113

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