特許
J-GLOBAL ID:200903040040888125

鉄筋コンクリート橋脚の構築方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野田 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-208594
公開番号(公開出願番号):特開平11-036229
出願日: 1997年07月17日
公開日(公表日): 1999年02月09日
要約:
【要約】【課題】 作業足場での鉄筋組み作業および揚重機作業を軽減化し、工期を短縮し、コストダウンを図る。【解決手段】 コンクリート橋脚の構築箇所とは離れた場所において、プレキャストコンクリート板を型枠本体10とする第1および第2のコンクリート型枠体6,8による第1の型枠構成体Aおよび第1の型枠構成体Bを組み立て、さらに中間帯筋44やセパレータ24を含む第2の型枠構成体28を組み立てておく。コンクリート橋脚の構築箇所では曲げ主材を立設した上で、第1の型枠構成体Bおよび第2の型枠構成体28を組み合せて連結し、平面視長方形のコンクリート型枠2を構築する。そして、コンクリート型枠2の内側にコンクリートを打設する。
請求項(抜粋):
断面が矩形で中実状の鉄筋コンクリート橋脚を構築する方法であって、プレキャストコンクリートから成る長方形の板状の型枠本体と、前記型枠本体の内面から膨出し、前記長方形の長辺の延在方向に間隔をおき前記長方形の短辺に平行して対向する前記長辺の間にわたって延在形成された複数のリブと、前記長方形の短辺の延在方向に間隔をおき前記リブに中間部が埋設されて複数設けられ、それぞれ前記型枠本体の内面と距離をおき前記型枠本体の内面および前記長方形の長辺に平行して前記型枠本体の長辺方向の全長にわたって延在する帯鉄筋と、前記型枠本体の内面に埋め込み固定されたセパレータ取り付け用の金具とから成るコンクリート型枠体を設け、コンクリート構造物の構築箇所と離れた箇所において、前記コンクリート型枠体の複数を、前記型枠本体の長辺の延在方向に一列に配置し、隣接する前記コンクリート型枠体の前記型枠本体の端面どうしを当接させて、隣接する前記コンクリート型枠体の内面間にわたって取り付けた連結具により相互に固定して第1の型枠構成体を形成し、コンクリート構造物の構築箇所と離れた箇所において、2つの前記第1の型枠構成体を対向配置し、第1の型枠構成体を構成するコンクリート型枠体の前記帯鉄筋に両端を係止して中間帯筋を配設すると共に、互いに対向するコンクリート型枠体相互をセパレータ取り付け金具に結合したセパレータにより連結して第2の型枠構成体を形成し、コンクリート構造物の構築箇所に曲げ主材を立設し、前記コンクリート構造物の構築箇所に、2つの前記第1の型枠構成体および1つの前記第2の型枠構成体を、前記リブが上下方向に延在し、かつ、前記曲げ主材を含んで上下方向に延在するコンクリート打設空間が区画されるように平面視矩形枠状に配置し、前記2つの第1の型枠構成体を構成するコンクリート型枠体の前記帯鉄筋に両端を係止して中間帯筋を配設すると共に、コンクリート型枠体相互をセパレータ取り付け金具に結合したセパレータにより連結し、隣接するコンクリート型枠体をそれらの内面間にわたって取り付けた連結具により相互に固定することで、前記第1および第2の型枠構成体を連結して平面視矩形枠状のコンクリート型枠を形成し、次いで前記コンクリート型枠の内部にコンクリートを打設するようにした、ことを特徴とする鉄筋コンクリート橋脚の構築方法。

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