特許
J-GLOBAL ID:200903040061262242

位相復調器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内原 晋
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-168596
公開番号(公開出願番号):特開平5-048663
出願日: 1991年07月10日
公開日(公表日): 1993年02月26日
要約:
【要約】【目的】ディジタル信号によりPSK変調された搬送波PSK波信号をアナログ回路を用いることなく直接復調する。【構成】遅延検波方式の復調回路では、サンプラ2によってボータイミング信号cは、ゼロクロス検出器1で論理レベルに変換されたPSK信号aの最初の立ち上りに同期した同期ボータイミング信号dに変換される。一方、リング発振器3は、PSK信号aの搬送波周波数と同じ周波数の位相がN等分されたN個のタップに出力eを生ずる。出力eは、ラッチ4により同期ボータイミング信号dでラッチされる。相隣るラッチ出力eの論理レベルが変化する点が上記ディジタル信号の位相情報となる。位相情報はエンコーダ5でエンコードされて復調出力gを形成する。同期検波方式の復調回路では、上記位相情報から同期位相確定回路の出力であるオフセット位相を減算してPSK信号aの基準位相を確定する。
請求項(抜粋):
伝送路を経て伝送されてきたPSK信号からこのPSK信号の振幅が基準電位を交差するゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点表示信号を生ずるゼロクロス検出手段と、ボータイミング信号を前記ゼロクロス信号とともに入力に受けて前記ゼロクロス点表示信号と同期した同期ボータイミング信号を生ずるサンプラ手段と、リング状に接続され制御信号に応答して変化する遅延時間を与えるN(Nは自然数)個の遅延素子を含み、互いに相隣る2つの出力端の間の位相差2π/Nのタップ出力および前記PSK信号の搬送波周波数にほぼ等しい発振周波数を有するリング発振器と、前記N個のタップ出力の各々を前記同期ボータイミング信号の論理レベル変化点においてラッチし、前記タップ出力の各々に対応したラッチ出力を生成するラッチ手段と、前記N個のラッチ出力から、順に配列され且つ互いに相隣るラッチ出力間で論理レベルの変化する論理レベル変化点をボー期間ごとに検出し、それら前記論理レベル変化点情報をコード化するエンコーダとを含むことを特徴とする遅延検波型の位相復調器。

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