特許
J-GLOBAL ID:200903040063732530

エチレン性不飽和化合物からなる重合体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-206487
公開番号(公開出願番号):特開平5-194673
出願日: 1992年08月03日
公開日(公表日): 1993年08月03日
要約:
【要約】【目的】 単糖類、オリゴ糖類、多糖類またはその誘導体の存在下で重合されたN原子含有のエチレン性不飽和化合物からなる新規重合体。【構成】 (A)a:N-ビニルイミダゾール、b:N-ビニルラクタム、c:アクリル酸-またはメタクリル酸-ジアルキルアミノアルキルエステル、d:N-(ジアルキルアミノアルキル)-アクリル酸-または-メタクリル酸アミド、およびe:ジアリル-アルキルアミンまたはジアリル-ジアルキル-アンモニウム化合物の群からの単量体の水性系中で(B)単糖類、オリゴ糖類、多糖類の存在下にラジカル開始剤を用いて開始される重合によって得られる。【効果】 毛髪化粧術の分野での成分として毛髪の湿った状態での櫛で梳く可能性を改善させ、かつ乾燥した毛髪の静電帯電を阻止し、毛髪表面を滑らかにし、強度を高め、かつ被膜形成性によって毛髪により多くの容積を与える。
請求項(抜粋):
単糖類、オリゴ糖類、多糖類またはその誘導体の存在下で重合された、少なくとも1つの共有結合したN原子を分子中に有するエチレン性不飽和化合物からなる重合体において、(A)(a)複素環で3個までのC1〜C12アルキル基によって置換されていてもよくかつN-四級化された形または塩の形で存在していてもよいN-ビニルイミダゾール、(b)複素環で3個までのC1〜C12アルキル基によって置換されていてもよい5〜8員のN-ビニルラクタム、(c)N-四級化された形または塩の形で存在していてもよい、ジアルキルアミノアルキル基中に全部で30個までのC原子を有するアクリル酸-またはメタクリル酸-ジアルキルアミノアルキルエステル、(d)N-四級化された形または塩の形で存在していてもよい、ジアルキルアミノアルキル基中に全部で30個までのC原子を有するN-(ジアルキルアミノアルキル)-アクリル酸-または-メタクリル酸アミド、および(e)ジアリル-C1〜C12-アルキルアミンもしくはその塩またはジアリル-ジ(C1〜C12-アルキル)-アンモニウム化合物(但し、この場合(A)に対して他のコモノマーとしてなお(f)モノエチレン性不飽和C3〜C10-カルボン酸およびそのアルカリ金属-、アルカリ土類金属-またはアンモニウム塩、(g)モノエチレン性不飽和C3〜C10-カルボン酸エステルならびに(h)微少量で少なくとも2つのエチレン性不飽和の共有結合されていない二重結合を分子中に含有する化合物が存在していてもよいものとする)の群からの単量体または単量体混合物の水性系中で、(B)単糖類、オリゴ糖類、多糖類、熱的または機械的に処理された、酸化的、加水分解的または酵素的に分解された多糖類、酸化され加水分解的または酵素的に分解された多糖類、化学的に変性された単糖類、オリゴ糖類および多糖類または記載した化合物(B)の混合物の存在下に(A):(B)の重量比(95〜20):(5〜80)でラジカル開始剤を用いて開始される重合によって得ることができることを特徴とする、エチレン性不飽和化合物からなる重合体。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭58-038206
  • 特開昭54-083987
  • 特開平3-052901

前のページに戻る